S. バーバー作曲/ジェニングス編曲
もとは同じ作曲者の「弦楽四重奏曲」の中の緩徐楽章ですが、それを弦楽合奏用に再編したものが「弦楽のためのアダージョ」として親しまれている、この曲となります。今回はそれをさらに吹奏楽に編曲したものを演奏します。本国アメリカ合衆国では、大統領などが亡くなったときに、追悼のためにこの曲がラジオで流される習慣があるようです。
また、映画「プラトーン」ではBGMとして使われるなど、世界的に有名な小品のひとつとなっています。
W.H. ヒル作曲
この曲は、ブラームスが「ハイドンの主題による変奏曲」と称して作曲したテーマと同じ旋律による、吹奏楽のための変奏曲です。奈良県の天理高校が独自にカットや追加を行って全日本吹奏楽コンクールで歴史的な名演奏を残して以来、現在まで最も人気のあるレパートリーの一つとして定着しています。全体は序奏とテーマ、5つの変奏とコラールから成り立っていますが、最後にコラールがない原典版よりも人気が出てしまったため、これを改訂版として演奏することを作曲者が了承しています。
わたしはこの曲を聴くたび、「同じ時代に生きる作曲者から贈られた、わたしたちへの心のこもったプレゼントだ」と思わずにはいられません。
O. レスピーギ作曲/大久保健二編曲
この曲には、作曲者自身による各楽章の情景を表す文章がついています。
注1) 17世紀にボルケーゼ公によって作られた、森や池、噴水などがある庭園。
注2) 初期キリスト教時代の地下墓所。
注3) ローマの町の南西の丘で、その頂からはローマを一望の下に眺めることができる。
注4) 紀元前312年に、アッピア・クラウディアによって建設された軍用道路。
注5) ユピテル神殿のあった聖地。ローマの将軍は凱旋の際に必ずここに参詣した。
Copyright (c) 2000, Matsuyama Wind Orchestra, Kenji Okubo, Hiroshi Fujita.
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