G.フォーレ作曲
ガブリエル・フォーレ(1845〜1924)は、フランスの作曲家です。歌曲「夢のあとに」や「シシリエンヌ」など、その作風は美しい和声や気品にあふれたメロディが特徴です。その中でも人々に最も愛され、人気の高い作品がこの「レクイエム」です。「レクイエム」は、日本語で「死者のためのミサ曲」と訳され、もともとは弔いの儀式で使用される教会音楽です。したがって原曲には式典の流れに沿ったラテン語の歌詞が付いています。同じ典礼文に様々な作曲家が違う曲をつけて演奏するので、他にも「レクイエム」と名の付く作品は多く、モーツァルトやブラームス、ヴェルディのものが特によく知られています。
今回演奏するフォーレ作曲の「レクイエム」は、松山ウィンドオーケストラ独自の編曲による楽譜を使用しています。もちろんこの作品が吹奏楽で演奏されるのは世界初演となり、また、7曲全曲を通して演奏するという試みも、吹奏楽のコンサートとしては非常に意欲的なものです。これまでの吹奏楽のイメージとはひと味違った、柔らかく美しいサウンドをお楽しみください。
P.I.チャイコフスキー作曲 (ローレンドー編曲)
ピョトル・イリイチ・チャイコフスキー(1840〜1893)は、言うまでもなく大変有名な作曲家で、「白鳥の糊」「くるみ割り人形」「悲愴交響曲」「序曲1812年」など、ポピュラーでよく知られた作品を数多く残しています。この「スラブ行進曲」は、初演の時の題名は「スラブ風の民謡主題によるロシア=セルビア行進曲」といいました。スラブ民族であるセルビアを独立させる名目で、ロシアとトルコが戦争を始めた1876年頃に作曲されたもので、義勇兵のチャリティーコンサートで初演されました。当時の政情を反映してか、曲の途中でロシア国歌が2回も引用されて聴衆は興奮し、初演は大成功だったようです。
もともとは管弦楽の曲ですが、今回はローレンドー編曲のカールフィッシャー版の楽譜を使って演奏します。ロシア的で情熱的なメロディにあふれたダイナミックで親しみやすい作品で、吹奏楽コンクールなどではよく演奏されています。
Richard Rogers & Oscar Hammerstein II 作曲 (岩井直溥編曲)
第2部はヤマハの「ニューサウンズ・イン・ブラス」シリーズから3曲と、吹奏楽の為のオリジナル曲をお届けします。
映画にもなったミュージカル“サウンド・オブ・ミュージック”は「ドレミの歌」「エーデルワイス」を始めとした、広い年齢層に受けいられる美しい旋律を世に送り出しました。その中から「テーマ」「ドレミの歌」「一人ぼっちの羊飼い」「さようなら・ごきげんよう」「エーデルワイス」「すべての山に登ろう」をメドレーでお届けします。
Richard Rogers & Oscar Hammerstein II 作曲 (宮川彬良編曲)
同じ作曲家による作品が続きます。1940年代〜1950年代は、ブロードウェイ・ミュージカルの第二期黄金時代と呼ばれ、“サウンド・オブ・ミュージック”と、この「シャル・ウィ・ダンス」を含む“王様と私”も、この時期の作品にあたります。周防正行監督の邦画“Shall We ダンス?”に引用されたのも記憶に新しいところです。
Louis Prima 作曲 (岩井直溥編曲)
1936年に出版され、大変反響を呼んだ曲です。1955年にはユニヴァーサル映画“ベニー・グッドマン物語”に使われ大ヒットしました。作曲者のルイ・プリマは作詞家、作曲家、歌手、トランペット奏者、バンドリーダーとして活躍しました。
Alfred Reed 作曲
1921年生まれのアルフレッド・リードは、1950年代半ばから精力的に作曲活動を始め、現在では最も著名な吹奏楽作曲家の1人となっています。師であるヴィットリオ・ジャンニーニ譲りの明快な作風を持っていた60年代迄の初期と比べ、70年代〜80年代は、より豪壮で華麗な曲想を持ち、管楽器書法も楽器固有の音色を生かした複雑なものになっています。90年代に入ると、再びかっての明快な作風をとり戻しつつありますが、この「エル・カミーノ・レアル」は、この70年代〜80年代後期にあたる1985年に書かれています。スペイン風の味付けがなされた、華やかな曲です。
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