て日


2005年 1月分


2005年1月31日月曜日

パソコンの設定をいじくるのが好きなのは確かだけど、来る日も来る日もそればかりで、パソコンを使った実質的な作業にちっとも入れないというのでは、さすがにそろそろアホくさくなってきたので、適当なところで手を打って楽をすることにした。iMac は何度試しても Mac OS X のインストールに失敗するので、しばらくは余っていた FireWire の外付け HDD を使って Mac OS 9.2.2 で起動して様子をみることにする。それから、Blue & White G3 を LAN につなぐのに使っているアイオーデータ製の WN-G54/A と同趣向の 無線LAN/Ethernet コンバータを Windows PC にとりつけ、WLI-PCM-L11 を使うのをやめる。買ってきたコンバータはメルコ (Buffalo) の WLI3-TX1-G54 だ。こいつ、 WN-G54/A とは似ているがちょっと違うので、最初は設定に戸惑ったが、いまは快調に動いている。

コンバータ2機種仲良く稼働中

ついでのことに、家庭内無線LANの WEP(暗号化)設定をした。いままでも、未登録の無線クライアントが接続できない設定にはしてあったが、通信内容を傍受することはできたのだ。まあ、うちの家庭内無線LANごときにそんなことする奴はおらんと思うけど、傍受したくてもできない暗号化設定をしておいたほうが、精神衛生上はよろしい。

050131_2344~0001.jpg

WLI3-TX1-G54 を買った帰り道に、宮西の HARD・OFF でコナミの「キーボードマニア」のコントローラをジャンク扱いの 525円で購入。外見は、フルピッチ24鍵+コントロールホイール2基つきの音楽用キーボードだ。持って帰って裏蓋を開いて中身を吟味してみると、 MC68HC908JB8 という LSI を中心とした、わりとシンプルな回路だった。で、この MC68HC908 という型番を Google 検索してみた。Motorola が開発し Freescale Semiconductor へ移管された製品で、8ビットCPUとフラッシュROM、それから USB1.1 データ交換回路を内蔵したマイクロコントローラであるらしい。おそらくは、キーが押されたの離されたのという情報をリアルタイムで USBインターフェイスに流す、という役割のプログラムがフラッシュ ROM に焼かれているのだろう。シロート考えなのだが、USB インターフェイスをうまく叩けば、プログラムを解析できたりするのだろうか。これが Mac や PC につないで入力デバイスとして使えたら、さぞかし面白いことになると思うのだが。

さて、話は変わって、月齢3ヶ月と少しの息子は、きょうツベルクリン反応の注射を受けにいった。行きつけの小児科に妻が息子を連れて行くなり、看護婦さんたちが息子を見て「あらぁ、本当にお姉ちゃんそっくり〜」と驚いたとか驚かないとか。今夜はじめて、息子に離乳の準備としてりんごジュースを与えたが、大泣きして激しく拒否。ま、最初はそんなもんでしょう。


2005年1月30日日曜日

娘の髪を切っておかっぱにしたら、写真で見た子供時代の妻にそっくり。笑っちゃうくらい似ている。妻も自分でそう思うらしく、娘を叱っているときに親に叱られる自分を思い出して情けなくなり、叱れなくなってしまうそうな。

どうしようもなく不安定な iMac。とうとう開腹手術を断行。不揮発メモリのバックアップ用電池を調べたら、3.6 ボルトが定格の電池なのに、0.1ボルト計の針すら動かない。きれいに空っぽになっていた。これが動作不安定の真因かどうかはわからないが、バックアップ電池なしでシステムがまともに起動するわけもないので、交換することにした。ところが、交換用の電池を手に入れるまでが大変だった。まず、食材の買い出しのついでにダイエーへ行き電化製品売り場に問い合わせた。これはまあ、当然、売ってない。その近所の あぷあぷ へ行っても、置いていない。その2軒先の アプライド へ走ったら、「はあ、マック用ですか、扱ってないですねえ・・・」、それならマックを扱っている店に行こう。OAシステムプラザか、デオデオか、あるいはベスト電器か。アプライドから車で西向きに進むのは大変だという理由で、ひとまずベスト電器に行ってみることに。ベスト電器では「普段はこのあたりに置いてますが、あいにく在庫切れです。」母乳の切れた息子が目覚めて泣き始めたので、いったん帰宅。授乳する妻の代わりに大急ぎで夕食を作り、食うのもそこそこに、自転車でOAシステムプラザへ。「OAシステムプラザになければその足でデオデオに行き、それでもだめなら今日はあきらめて明日DOS/Vパラダイス、それもだめなら通販しかないなあ」と思いながら (あ、パソコン工房という手もあったな) 自転車をこいで、閉店まぎわのOAシステムプラザに到着。よかった。あったあった。ようやく交換用の電池を手に入れて安堵する俺に、店員さんはニヤリとして「在庫常備してますからいつでも来てください。駆けずり回っても見つからんでしょ」・・・って、にーちゃん、見てたんかい。

開いたiMac
問題の電池

さて、内蔵電池を交換したら iMac はどうにか普通に起動するようになった。それでも、Mac OS 9 で Internet Explorer 5.1 という組み合わせそのものが、お世辞にも安定しているとは言い難い。ゆくゆくは Mac OS X にアップグレードしよう。妻はときどき俺の PowerBook G4 でネットサーフィンしているくらいだから、Mac OS X がイヤだとは言わせない。しかし、そうなるとメモリ (現状で 256MB) をもう少し足してやらんと駄目かな。


2005年1月29日土曜日

・・・とかなんとか言っていたら、俺の知らない間に今夜の飲みは延期になっていた。ふに。

妻と娘がNHKおかあさんといっしょのファミリーコンサートに行った。二階席だが見通しのいいところで、舞台の様子はよく見えたそうだ。娘は行く前は大興奮していたが、会場ではむしろ静かというか、何かに取り憑かれたように舞台に見とれていたらしい。なかなかいい経験をさせてもらったんだね。

アップルの新しいソフトウェアスイート、 iWork '05 と iLife '05 が届いた。iLife はどれも重そうなソフトばかりで G3 くんでは使い物にならないかも。だもんで、ここはひとつ PowerBook G4 にインストールして使ってみることにする。iWork と iLife は同じサイズのパッケージに入っているのにずいぶん重さが違うなと思ったら、iWork には製本された紙のマニュアルがついてきた。これはありがたいな。なにしろ、俺としては Pages にちょっと期待しているのだ。


2005年1月28日金曜日

昨日も明日も飲み会なので、今夜は飲まずに寝るのだった。しかしそれにしても、みろりの iMac はつくづく不安定だなあ。何度システムを再インストールすればいいのやら。


2005年1月27日木曜日

市民コンサート例会。今夜は菊池洋子ピアノリサイタル。曲目はモーツァルト、ブラームス、ショパン。若さにあふれた演奏。ものすごいパワーとスピード。ある意味、偶像破壊的な演奏で、会場アンケートでも賛否両論というところだった。モーツァルトはヒラリヒラリとエレガントに弾くものだという先入観を持った人 (かく言う俺もそうだったのだけど) にはショッキングな演奏だったと思う。それでも、演奏家が自分のポリシーに基づいて弾き、それに対して賛否両論の反応がアンケートという形にせよ実際に返るというのはいいことだ。そういうことの一つもなくて、何の音楽文化ですか。大衆の先入観におもねった演奏などは歳とってからいくらでもできるのだから、若い菊池さんにはぜひこれからも自分の信じる道を貫いていってほしいと思う。

いやそれにしても、菊池さんはファッションモデルとしても食っていけそうな長身の美人で、そういう意味でもすばらしかった。今度来るときはぜひ『展覧会の絵』かショスタコーヴィチを弾いてください。


2005年1月26日水曜日

Windows 98 の再セットアップはようやく完了。某ショップでジャンク扱いの中古のDIMMを買ってきて実装 RAM も 384MB に増強した。同じショップに PCI-ATA 拡張カードがこれまた中古で出ていて、これを装着してハードディスクを増設すれば性能がアップすること間違いなしとは思ったのだけど、このマシンにそれほどお金を使うわけにもいかないので見送った。

くやしいことに、Firefox の Windows 版は Mac OS X 版に比較してはるかに完成度が高い。月曜日の日記に書いたように、Internet Explorer にはプラグインを勝手にインストールするようなありがたくない機能が満載なので、Windows で WWW にアクセスするときは、もっぱら Firefox を使うことにする。


2005年1月25日火曜日

いろいろいじっているうちにわけの分からん状態になった Windows 98 マシン (通称 マオウくん) のシステムを、昨晩からずっと再セットアップしているのだが、ネットワークまわりがどうしてもうまく動かない。無線LAN カードを認識しなかったり、認識したと思ったらアクセスポイントに接続できなかったり・・・いま現在は、Windows ネットワーク経由で LAN 内のマシンにはアクセスできるのに、TCP/IP ではつながらないという状態。ハードウェアに異常はなくデバイスドライバもちゃんと働いているが、 OS の設定がどこか間違っている、というところだろう。自分でも時々忘れてしまうのだけど、俺は早い話が Windows ビギナーなので、こうなるとお手上げなのだ。

おかげで昨晩からイライラしどうしだった。しかし、考えてみれば、昔々、FM-11 で BASIC を使い始めたときも、PC-9801 で MS-DOS の扱いを覚えたときも、最初は今と同じく、何から何まで《?》マークだった。 Macintosh にしても Linux にしてもそうだ。遊びながら、というと聞こえはいいが、要するに壊しながら、時間をかけて仕組みと 使い方を習得したようなところがある。Windows をいじるにあたっても、同じく初心に帰ってゆっくりやるべきだろう。いきなり実用レベルのシステムを作ろうなんて思うのが間違いだった。どうも歳をとると我慢がなくなっていかん。のんびりやりましょう。

頭の中がすっかり《?》マークの状態で書店に立ち寄ると、「Windows 98/Me が新品のように安定する!」なんて宝島社のムックがあった。俺の窮状を見ていたのかしら・・・いや、同じように困っている人が他にもいるということだね。


2005年1月24日月曜日

今日の日記は愚痴だらけだよ。

VAIOが一段落したら今度はiMacが調子悪い。なにしろ、まともに起動しない。OpenFirmwareで確認したら "Checksum Error" と素っ気なくひとことで言われてしまった。何のチェックッサムがおかしいんだよ。もうちっと説明してくれよ。システム (Mac OS 9.2.1) の再インストールをしても改善しないから、仕方なしにソフトウェア・リストアをかけて Mac OS 9.0.4 へダウングレードした。しかし、最初の設定とユーザ登録の画面をスキップして、「機能拡張マネージャ」で設定をいじったら、今度は Open Transport が見つからないとかで、 QuickTime が起動しない。いったいどうなっているんだか。

うちのOTD掲示板へ Windows の IE6 でアクセスしたら、頼みもしない JWord とかいうツールを勝手に組み込んでくれるらしい。いちいちアンインストールしてはシステムを再起動しないといけない。インストール自体を拒否するには、どうやら ActiveX の実行を禁止する必要があるようだ。まったく、ありがたくて涙が出るよ。俺はこういうお節介は大嫌いなので、早いところ掲示板を自前サーバに引っ越してしまおうと思うのだった。

娘の夕食時の態度があまりにもなっていなかったので、お父さんちょっとキレてしまった。なに不自由なく育つのはもちろんいいことだ。しかし、この世界のどこかに、ろくでもない食い物ですら食えないまま弱って死んでいく子供たちがいるのだ。今日この糧にありつくことの幸運をかみしめながら、ちゃんと食って自分の血肉にし、俺たちの糧になるために死んでいった魚や獣たちの分までしぶとく人生を生き抜かなくちゃならない。だから、食い物に対しておろそかな態度をとることは、俺には許せない。・・・とはいうものの、いまのこの家のありさまをみれば、食事中に娘の気が散ってしまうのも、仕方のないことなのかもしれない。その点は反省しなくてはいけない。そして、ものに八つ当たりするのはやめなくちゃ。


2005年1月23日日曜日

実家の父が商売で松山に来ているので、現場へ孫の顔を見せに行きがてら、昼飯をごちそうになってきた。それで普段の日曜日より行動開始が若干早かった。おかげでずいぶん一日が長く感じた。そういうのってありがたいね。昼食のあと、DIKへ踏み台を買いにいった。昨日娘が、洗面所で踏み台にしていたドラム缶 (といっても直径30cm×高さ50cmくらい) から転げ落ちて痛い目にあったので、もっと丈夫で安定した踏み台に替えようと思ったのだ。買ってきた踏み台は洗面所で使うにはちょっと高さがありすぎてかえって不便かもしれないが、娘が喜んでいるのでOKということにしてくださいな。

tenasaku.com への 携帯端末からのアクセスがどれくらいあるか調べるために、ログファイルを検索してみた。過去一週間の HTTP アクセスログから、端末のキャリアを特定できる文字列を grep 検索したところ、

"KDDI-・・・122件 (au端末)
"DoCoMo/・・・94件 (i-mode端末/FOMA端末)
"J-PHONE・・・44件 (vodafone端末)

となった。auとDoCoMoの差30件ほどは、俺がau端末のエミュレータでアクセスした分でチャラになる程度だから、実際のアクセス数としてはDoCoMoとauがほぼ同数 (実際にはDoCoMoが若干多いと思われ)、vodafoneがその半数くらいというところか。いずれにせよ、まだ対応コンテンツも用意してないのにこんなに見に来ていただいて、ありがたいことだ。

参考までに、ケータイからのアクセスはすべて Proxy 経由だから、端末の機種はわかっても個人の特定はまず不可能です。ご安心ください。

ActiveBasic という、フリーウェアの Windows 向け開発環境があることを知った。開発者の山本大祐さん (なんと20代前半の学生さん!!) 自身の書いたガイドブックを書店で見て知ったわけだから、以前から目にしてはいたにちがいない。しかし、Macintosh ばっかり使っているときには、こういう本は目に入っても印象には残らないわけだ。

さっそく Version 3.13 をダウンロードして試しているところ(Version 4β が公開されているけど、買ってきた山本さんの本に収録されているのが 3.12 なので、ひとまず同じ系列のやつを入れてみた)。言語仕様は昔ながらの BASIC らしく、親しみが持てる。うちの Window98 では時々異常終了したり、エディタにちょっとしたバグがあったりと、不安定なところもある。それでも、Windows のプログラミングに気軽に挑戦できるというなら、使ってみる価値がありそうだ。

なにしろ俺は、たいしたプログラミング経験もないくせに、新しい情報機器 (携帯電話やゲーム機を含む) を手に入れると、それをプログラミングする方法がどうしても知りたくなる。Mac OS の場合は開発元の Apple が開発環境 (旧Mac OS では MPW、Mac OS X では Xcode Tools) を無償配布しているが、Microsoft の場合は開発環境も大切な商品で、それも最新版を使うにはWindows NT系のOS (2000またはXP) が必要であるらしい。いまどき Pentium-MMX 233MHz で Windows98 を使っている俺には、ちょっと敷居が高いのだ。


2005年1月22日土曜日

今日は、洗濯機のメーカーの技術者さんが修理にきた。洗濯槽の底で水をかき回すディスクが歪んでいたそうで、部品を交換してもらった。それで洗濯機はふたたび快調に動き出した。ディスクの周囲の洗濯槽の削れた痕が痛々しいな。

例によって夕方から吹奏楽の練習。今日はわりかし人が多かった。トランペットのOさんが復帰し、鉄平八が遊びにきていた他に、大Kさん (俺が入団した頃に一時的に在籍していた女性) が楽器を持って見学にきていた。練習後は、鉄平八をまじえて何人かで飲みにいくはずだったが、楽器を置きに一時帰宅してみたら、娘が解放してくれそうにもない雰囲気だったので俺は参加をドタキャン。申しわけない。


2005年1月21日金曜日

洗濯機が故障しているようなので電気屋さんのサービスマンに来てもらった。どうやらファンかどこかの羽根が洗濯機のドラムに接触して変形しているらしく、メーカーの技術者に頼まないとだめだということになった。それはいいんだけど、早く直さないと洗濯物がたまってかなわない。サービスマンくんに連れられて、自宅のプリンタ PIXUS 6500i は修理に旅立っていった。やはりインクジェットプリンタを買って設置してから一年以上放っておいたのは無謀だったようだ。「使わなくてもひと月に一回くらいはノズルのクリーニングをしてくださいよ」とサービスマンくんは言ってくれた。はい。今度からそうします。というか、もう一台の PIXUS 50i も確認しないとなあ。

妻のVAIOノート (SR1M/BP, Windows Me) の Norton AntiVirus のインストールその他を引き受けたのだが、このマシンに何かをインストールするたびにイライラさせられる。なにしろ、ディスクドライブとLANアダプタを内蔵してないので、すべてを外付けデバイスに頼らなければならない。それなのに、PCカードスロットが一基しかないのだ。この場合、無線LANカードのドライバのインストールが一番厄介だ。きょうび、インターネット経由で各種デバイスのドライバをダウンロードするのは簡単なのだが、そのインターネットに接続するためのドライバはどこから取ってくりゃいいんだよ。それにこのVAIOは、メモリが少ないくせに、ジョグダイアルなんちゃらとか、いろいろなプロセスを裏で走らせているので、インストーラがすぐにフリーズする。俺が先日でっち上げたWindows98システムのほうが、よほど安定しているよ・・・っていうのは、まあ大したことをさせていないからだけど。


2005年1月20日木曜日

すばらしい晴天だったが、風が強くて寒い。散髪をしたばかりだからなおさらだ。年明けからずっと寒い日が続く。だけど、松山城の堀端ではもう梅がちらほらと開花している。えらいもんだ。

南堀端の紅梅
東堀端の白梅

職場のWebサーバはPowerMac G4なのだが、ちょっとCPU時間が余り気味なので、新しいプリンタ・スキャナ複合機 (EPSON PM-A900) を接続してネットワーク・プリントサーバを兼ねさせることにした。俺の仕事部屋のあるフロアは、Linuxユーザ3人、Windowsユーザ1人、Mac OS Xユーザ1人という構成。Mac OS X の印刷システムは CUPS をバックエンドとしているので、Linux にも CUPS をインストールしてやれば、なんの問題もなくプリンタを共有できそうだ。

職場の共有プリンタの設定を引き受けたついでに、自宅でもいままで使っていなかった PIXUS 6500i を Blue&White G3 に接続して、これまた共有プリンタとして使ってみることにした。ところが、半年前に買って今日はじめて電源を入れたせいか、こいつがなんかトラブルだらけ。何度ヘッドをクリーニングしても黒インクが出てこないし、smb 経由で Windows マシンから状態をモニタすることはできるのに、Windowsマシンから印字することができないのだ。Windowsから印刷できないのは、なんか設定がよくないのかもしれない。しかし黒を印字しないのは故障としか思えない。保証期間内だからとっとと修理に出そう。


2005年1月19日水曜日

XMLやXHTMLを勉強して、これから半年ほどの間に、「てなさく世界」をXHTMLベースに書き換える。ついでに全体の構成やデザインも変更するつもり。俺は長年のMacユーザでMacが大好きだが、やりたいことがあるのにMacintoshで使えるツールがないからやらないなんていう本末転倒な考え方はもうやめにしたい。Windowsも使うようにしたおかげで、世界が広がって、なかなかいい気分。

夜になってから市民コンサートの運営委員会に出かけたのだけど、娘がついていくと言って聞かなかったので、連れて行った。さいわい、騒いで邪魔をするということはなかったけれど、テーブルの上のおやつを食べ放題に食べていた。まあ、俺も負けずに食っていたんだけどね。


2005年1月18日火曜日

書店で、ブルータスの表紙の白いドレスを着た美しい妊婦の写真に目を引かれた。子供特集だというので、ひさしぶりに買った。ブルータスを買うなんて15年ぶりだ。、高価な服やグッズの記事を見て、世の中にはこんな高価なものを買う金持ちがいるんだなあと知っても、学生だった若い頃はなにせ将来というものがあったから、べつだん腹も立たなかった。だが、あの頃より年をとって、世の中の仕組みも少しは学んだ身には、高級カタログ雑誌ってのは目の毒なものだ。

お金持ちにイキなお金の使い道を教えるメディアというものの存在意義を認めるにやぶさかではないけど、こりゃやっぱり俺のような人間の読む雑誌ではない。目利きとかファッションとか Connoisseur とかライフスタイルとか、そんな柄じゃないもんなあ俺。いやいや、そんなこと言ってないで目を通しておこう。学べるものがあるかもしれん。

いやそれにしても、表紙の冨永愛は綺麗だ。松本零士の描く女みたい。とかなんとか感激しつつ、話はコロっと変わる。「不立文字」について考えてみた。

禅には「教外別伝、不立文字、直指人心、見性成仏」という四つのモットーがあるという。「教外別伝(きょうげべつでん)」は「お経に書いてない特別なことを伝える宗旨だよ」という意味だろう。「直指人心(じきしにんしん)」は「人の心をまっすぐに指さす」こと、「見性成仏(けんしょうじょうぶつ)」は「ものごとの道理を見抜くことで仏になる」だろう。つまり、いっさいの媒介物を取り払って、人心とそこに去来する事物に直接触れ、その道理を明らかにする営みが禅だと言ってるのだろうと、まあ、推察できる。

問題は「不立文字 (ふりゅうもんじ)」だ。「文字を立てない」と文字で書いてしまっているのだから、一見矛盾している。だが、禅の公案には矛盾した表現などはいくらでもある。表面上の矛盾にとらわれていては本質を見失う。「不立文字だなんて、文字で書くのは矛盾してるぜ」と指摘することで何かを言い得たつもりになっていたら、それこそ「文字を立てる」つまり文字面にとらわれていることになる。

不立文字というのは「文字を使わない」「言葉を信じない」という意味ではないだろう。実際、優れた禅師は、同時に名文家であったり名筆であったりする。己を調えた人であるからこそ、文章も文字を整えることができるのだろう。

「文字」あるいは「言語」というものは、その本性として、一人歩きするものだ。俺の発した言葉や俺の書いた文字は、すぐさま俺の手を離れて、誰にでも反復可能な文字列になってしまう。それは言語というもの (あるいはデジタルデータ一般) のすばらしい特長であると同時に、その限界でもある。俺の書いた文章は俺ではない。だから、言葉を綺麗に整えることばかりを考えていたのでは、言葉を発する当の自分自身の世話が後回しになり、すべては表面上の整合性だけで終わってしまう。禅はそのことを嫌って「不立文字」を言うのだろう。

俺にとって、「不立文字」とは、妄想を振り払い、自分の身体に戻ることだ。

「不立文字」というのは、「言葉のロジックが生み出す偽の問題にとらわれないぞ」ということなのだと思う。そうであって初めて、言葉を真正に使いこなせるのだとしたら、「不立文字」はむしろ言葉のロジックに通暁することを意味するだろう。

しかしながら、禅は「教外別伝」だからこそ、法統 (正しい師につき、その法を継ぎ、弟子に正しく伝えること) をなにより重視する。だから、俺のような門外漢が、書物から得た知識だけから、いくら「不立文字」を云々しても、それは結局のところ、文字を立てているだけだ。 (きりがないからこれで考察打ち切りね)


2005年1月17日月曜日

EZweb版「てなさく世界」を作ろうと思って HDML を勉強中。14日にアップロードしたテストページを少し更新してEZweb版「て日」のひな形を作ってみた。ところが、W21CAで表示してみると、日記データの表示ページは2ページ目以降の文字のセンタリングが効かない。どこで間違えたんだろうと、auのHDML解説ページなどを見ながらいろいろ調べてみたが、わからない。

試しに Phone.com (現Openwave) の UP_Simulator で表示させてみると、ちゃあんとセンタリングされている。いっぽう、Openwave SDK 6.2K の WAP対応シミュレータでプロクシを経由して表示した場合は、W21CA同様センタリングが効いていない。ということは、これはProxyでの (XHTMLへの) データ変換に問題があるようだ。ところが、妻のA1013Kではこのページが「コンパイル・エラーです」と言われて表示できないのだ。どうやら、HDMLの表示結果は、かなり機種依存性が高いようだ。

そうなると、本当にHDMLベースでコンテンツを記述していいものかどうか疑問が残る。HDMLしか見れないような古い端末でアクセスしてくれるユーザが、どれくらいいるだろうか。妻のA1013Kはまさにそういう古い端末なのだが、その妻だってそろそろ機種変更を考えているのだ。やはりXHTMLベースのほうがいいのだろう。PC版とデータを共有しようと思っているのだから、XHTMLあるいはXMLで元のデータを記述して必要に応じてHDMLに変換するのが、回りくどいようだがちょうどいいのだろう。それも、プロクシに変換を任せるとマズそうだとわかったので、対応機種向けに自分で変換するのがいいようだ。というわけで、HDMLを勉強するのも無駄にはなるまい。


2005年1月16日日曜日

Windowsを使うならウィルス対策ソフトも備えておかなくちゃ。妻のVAIOの場合は ノートンシステムワークス がすでに入っているので、 ノートンアンチウィルス の年次更新というのが最善の選択肢だが、俺のマシンは素の Windows98 がようやく入っただけなので、ソースネクストのウィルスセキュリティ2005をイチキュッパで買ってきて入れることにした。値段こそ安いがけっこうマトモそうだ。俺の場合、普段はMacintosh を使っていて、これから Windows を使うにあたっての目的は、かなり限られている。たとえば、Windows 上でメールの読み書きなどはしない。あとは、こまめに Windows Update を実行して、ウィルスの脅威に備えることにする。

wanwan050116.jpg

さて、イチキュッパのウィルスセキュリティを買いに、娘を連れてベスト電器に行った。第3日曜日だから、例によってえひめイヌ・ネコの会が千舟町のハーゲンダッツの前で捨て犬・捨て猫の里親探しをしている。上の写真は、いままさに搬送用の箱から出されんとしている小犬の四つ子。人に良く慣れていて、白い毛もきれいで、すばらしくキュート。うちは賃貸マンションでペットは飼えないので写真だけ撮って立ち去ったが、この子たちの里親は見つかっただろうか。


2005年1月15日土曜日

Windows機のセットアップは昨晩遅くにひとまず完了した。最初はCD-RドライブとDVDドライブをまともに認識してくれなかった。DIMMをさすバンクを替えたりケーブルを差し替えたりしているうちにBIOSレベルでは認識するようになった。どうやら接触不良だったらしい。ところがWindows98はOEM版だけあってNECのマシンに特化されたドライバ構成になっていたようで、「マイ・コンピュータ」窓に光学ドライブのアイコンがなかなか現れなかった。IDEドライバを選びなおす必要があったわけだが、IDEは起動ディスクの接続先でもあるから、下手なドライバをインストールしてしまうとシステムが起動しなくなる。実際、何度Safeモードで再起動したかわからない。結局、マザーボードを見てIDEコントローラの型番 (ALi M1543C) を確認し、 driverguide.com で該当するドライバを見つけることで解決した。

Windows98稼働中

それでOSのインストールは終わった。(あ、ウィルス駆除ソフト入れないと...) ただ、GA-5AXにはオンボードのサウンドチップがないので、数年前にデオデオの在庫処分で買ってあった SoundBlaster AWE64 Gold を使おうと思った。ところが、使っていたケースがまるでブリキ製のようなペラペラの安物 (電源ユニットなしでたしか2,500円くらいだった) で、背面のスロットの形状が、PCIカードは使えるがISAカードは挿さらないような形になっている。このままではせっかくのいいサウンドカードが宝の持ち腐れなので、今日になってからOAシステムプラザに行って電源ユニット付きのもうちょっとまともなケースを4,100円で購入。上の写真のようなマシンができあがった。 Win98上のMS-IEでごく普通のWebサイトをみて情報収集をするぶんには、Pentium-MMX 233MHzのこのマシンでも十分だ。Flashコンテンツを多用しているページなどはちょっと見劣りがするけれども。

気の利いたスクリーンセーバーが欲しくて Vector を物色していたら「シロクマスクリーンセーバー」という作品があったので、こりゃ妻が喜ぶわと思い、さっそくダウンロードして起動してみたら、なぜか画面にネコが登場。なんだこりゃ、と思ってよく見たら、「クロシマスクリーンセーバー」で、ネコのクロとシマの物語を絵にしたものだった。あはは。

当初の目的どおりEZwebコンテンツ開発のためのソフトウェアをいくつかインストールした。今後はXHTMLで作るコンテンツが主流になっていくはずではあるけれども、コンパクトで軽快なHDMLベースのページの魅力も捨てがたい。XHTMLをがんばって覚えるいっぽうで、HDMLも使えるようになりたい。

さてさて、土曜日の夜のお約束、吹奏楽の練習。今日はたまたま両隣のメンバーがいなかったので、最初はちょっとやりにくかった。普段はバリサクのタチバナさんのブレス (息つぎ) でタイミングを測っていたからね。後半は気を取り直してちゃんとやった(つもり)。練習後の夕食は、俺とらっきょさんとガリクソンというこじんまりしたメンバーで、空港通の「香港」へ。ボリュームがあっておいしい中華料理に満足。


2005年1月14日金曜日

ただいま、Windows機のセットアップ中。IDEのケーブルを買いにいったショップでは「うわーそれはめちゃめちゃ古いマザーボードですねえ。うちの店員でわかる奴おりませんよ」と妙な方向に感心された。

http://www.tenasaku.com/tenasaku/ez/hello.hdml

EZweb版サイトの開発にはWindowsを使うにしても、データはテキストファイルなんだからと、Macintosh上でテキストエディタ (Jedit X) を使って、初めてのHDMLファイルを作ってみた。「てなさく世界」の片隅にアップロードしてあるから、auのケータイを持っている人で興味のある人は、ためしに http://www.tenasaku.com/tenasaku/ez/hello.hdml にアクセスしてみてくださいな。QRコードの読めるケータイのために、QRMillXで作ったコードも掲載。

自分のケータイで表示してみると、初めて自分のホームページを作ってパソコンで見たときの感動を、ちょっぴり思い出した。ただ、パソコン用のホームページと違って、ブラウザが手のひらサイズというところで、またひと味違った感激がある。なにしろ、かわいいのだ。って、こんなところで親バカになってどうする。ともあれ、将来のEZweb版「てなさく世界」は、こんな感じになる予定。もちろんPC版にはもっといろいろなコンテンツがあるけど、EZwebで見れて、しかも見る気になるものといえば、頻繁に更新される「掲示板」と「て日」と「読書欄」くらいだろうと思うんで。

さて現在のこのHDMLデータ、俺のW21CAではほぼ意図したとおりに見れるが、妻のA1013Kではコンパイル・エラーが出る。本格的にやるには、やはりエミュレーション環境その他の開発ツールを整えてから取りかかる必要がありそうだ。


2005年1月13日木曜日

EZweb対応のWebサイトを作ろうなどと思うと、Macintoshだと不便だ。というのも、当然のことにパソコン上でHDMLドキュメントあるいはXHTMLドキュメントを用意するのだが、パソコンのWebブラウザではHDMLを表示できない。かといって、開発段階から実機で表示を確認していたら、パケット代がいくらかかるやらわかったもんではないし、セキュリティ面でも不安だ。そこで、EZwebのブラウザ (Openwave Mobile Browser) をエミュレートするソフトウエアがパソコン上に必要ということになる。しかし、これがWindows版しか用意されていない、というわけだ。

仕方がないので、以前からちまちまと集めてきたパーツを組み合わせて、Windows用のマシンを一台でっち上げることにした。次のようなスペックで、ディスク周りを別にすると「ただでも要らない」数世代前のマシンということになる。

必要な部品はひととおりあり、マザーボードのマニュアルもGIGABYTEのWebサイトからダウンロードできる。だから組み立てにそれほど問題はない。あとは、ちょっとillegalくさいが、うちにあるWindows98 (先日ぶち壊してしまったNEC VersaProに付属のOEM版) をこのマシンに無理矢理インストールすればOK、と思っていたら、GA-5AX の IDE コネクタが 40ピンのもので、通常の 39線ATAフラットケーブルが挿さらない。これではハードディスクもCD-ROMも使えない・・・ということで、続きは明日以降に持ち越し。新しい部品をいっさい買わずに一台組み立てられるはずだと思っていたが、とんでもないところで不覚をとったな。


2005年1月12日水曜日

BooxterにiSightを併用したおかげで、半日ほどで蔵書データの入力がひととおり終わった。うちにある俺の本で、インターネット経由で情報を集められたものをリストアップしたら、五百冊ちょっとだった。思ったより少なかったが、ページ数にして十六万ページ、定価合計が百万円ちょっとだから、なかなかバカにならない。ほとんどが積ん読だから、いわば十六万ページの《負債》を抱えているということになる。恥ずかしい話だ。

日本時間の今朝未明から、サンフランシスコで恒例の MacWorld Expo が開催されている。今回も, iLife '05, iWork, iPod shuffleなどの新製品が発表されたが、俺にとっての目玉はなんといっても Mac mini だ。このコンパクトさ、このスペック、この価格・・・うぅぅぅ・・・欲しい・・・


2005年1月11日火曜日

うちの蔵書の整理に強い味方が登場した。Deep Pröse SoftwareのBooxterというソフトウェアは、本の背表紙にあるバーコードをiSightなどのWebチャット用カメラで読み取り、Amazonのデータベースなどから書籍の情報を自動的に取り寄せてくれる。100冊分の書籍情報の入力が、ものの15分ほどで終わるのだから面白い。iSight買っといてよかった。

もちろん、古本屋で買う本の中にはバーコードどころかISBNもついていないものがあるから、全部が全部自動入力というわけにはいかない。だが、Booxterのおかげで、手入力していたら何日もかかってしまいそうで手を付けていなかった蔵書のデータベース作りが、簡単に実現しそうだ。出来上がったデータベースをiPodで読める形式にエクスポートできるらしい。これを持ち歩けば、書店で本を選ぶときに参考になるはずで、似たような本を何冊も買ってしまうような、無駄な買い物も減らせそうだ。だもんで、Booxterのシェアウェア代金14.99USドル (今日のレートで1,700円ちょっと) は安い買い物だと思う。


2005年1月10日月曜日/成人の日

休日だが用があって職場へ。時間には余裕があるので、ぷらぷら歩いていく。ケータイをW21CAに替えてから、デジカメで写真を撮るのが楽しくて仕方がない。冬だから花も咲いていないし絵になる風景も見当たらないなあと最初は思ったが、しかしそれは感性が鈍っている証拠かもしれないと思い直してあたりを見回し、何度かシャッターを切った。以下のはその一部

寒い風に吹かれてにけなげに咲く小さな花

幼稚園の前で

冬のビル街で

自分の影

久しぶりに夕食を作った。豚肉と河豚 (カワハギではないかという疑惑あり) があったので、こんにゃくと水菜とえのき茸を加えてちゃんこ鍋にした。さいわい妻子にも好評だった。


2005年1月9日日曜日

山口県へ渡ったときには忘れずに足を運んでおきたいのが、徳山のマツノ書店。今回は小難しい哲学関係の本を3冊と言語学関係の本を2冊買った。山口市にしても、今では周南市になってしまった徳山にしても、時代から取り残されたようなこの雰囲気が、時代から(半ばすき好んで)取り残されている俺の好みに合う。

今回の発作的帰省小旅行は妻の運転する車でフェリーを利用したので、先週のように荷物を極小にまとめる必要はなかった。そこで、PowerBookを持っていったのだが、あいかわらずインターネットに接続できないうえ、妻の両親に見せたかった動画のデータなど、大切なものを入れていかなかったので、宝の持ち腐れ状態になってしまった。それに、二泊三日のタダ飯タダ酒のお返しにDVDプレイヤーを買ってあげようと思っていたら、すでに購入済みということだったので、持っていったハリポタ1&2作目のDVDを置き土産にしてきた。

帰りの船旅は、俺とみろりがくたびれているのに娘だけが大はしゃぎで大変だった。そうして今夜もバタンキュ〜。


2005年1月8日土曜日

山口市の山口県立美術館に「ピカソ〜幻のジャクリーヌ・コレクション」を見に行った。その昔、名古屋から松山に移り住んだときには、街に流れる時間の緩やかさに (というのは文学的けれんで、本当は女たちの地味な服装に) ほっとしたものだが、最近少々騒がしくなってきた松山と比較して、山口はさらに落ち着いた大人の街だ。ピカソ展はなかなか面白かった。たとえば、入場券の半券に、公式WebサイトのURLを記したQRコードが印刷されているのが目新しい。パンフレットが英字新聞のようなレイアウトなのが面白く、その内容も小中学校の生徒さんへの教育的配慮にあふれている。展示作品のすばらしさは言うまでもない。ところで、ジャクリーヌというのは、ピカソ晩年の活動を支えた二番目の奥さんの名前。ピカソより45歳若い・・・なんじゃそれは。なにせピカソの女性遍歴はお世辞にも教育上好ましいと言えないのだが、学校関係者も近頃は硬いことを言わないらしい。作品の合間に挿入された解説パネルの一つには、「ピカソの恋人に例えるならあなたはどのタイプ?」みたいなYes/Noテストがあった。まるで恋多き人生を奨励するかのような展示だけど、要するにピカソのような偉人は特別なのだろう。

夕方には平生吹奏楽団の練習に楽器を持ってお邪魔した。突然の乱入(しかも赤ちゃん同伴)にもかかわらず、暖かく受け入れていただき、しばしの間、楽しく一緒に演奏させてもらった。ありがとう。みろりなんか4年ぶりに合奏に参加したのですっかり興奮状態だった。なら、仕事や子育てがちょっとやそっと大変でも、なんとかして音楽を続けようね。ちーっとくらいは協力するからさ>妻


2005年1月7日金曜日

先日買った『答えが見つかるまで考え抜く技術』という本、半分くらい読んだところで、あーもういいや売っちゃえと思い、昨晩Amazonのマーケットプレイスに出品した。この本、なんとAmazonの売れてる順ランキングで600番台というなかなかの人気商品だったらしく、その晩のうちに買い手がついてしまった。へぇ〜こんな本がねえ。なら、発送する前に通読してやれと思い、梱包材と一緒に職場に持っていった。ところが会議が長引いたうえ、後述する理由で早く帰らねばならない。悠長に本を読んでいる場合ではない。それで、終業時間後、ケータイのアラームを30分後にセットして、アラームが鳴ったらその時点で読むのをあきらめて梱包し郵便局へ持っていこうと決めた。ブンブンうなりを上げているパソコンの電源を落として読書に専念した結果、アラームが鳴る前に残り半分を読み終えることができた。まあ、それほど分厚い本ではなかったからでもあるけど、俺の遅読は知能のせいではなく気が散りやすいことが原因だとわかった。あと、普段の時間の使い方がいかにヘタかということも思い知った。

読んだ勢いで紹介文を「読書欄#36」にアップしてあります。

妻みろりの実家でちょっとした事件 (といっても、メデタイほう) があったという報を受けて、夜の船で急遽山口県平生町へ。ピアノのレッスンも市民コンサートの運営委員会も吹奏楽の練習も日曜日のコンサートへのお出かけも全部キャンセルして飛んで帰ってきた。落ち着いて考えてみると、そこまでする必要はなかったのかもしれないが、船に乗っちまったものは仕方がない。夜半すぎに実家に着き、なにはともあれビールで乾杯。そのままバタンキューZZZzzz・・・


2005年1月6日木曜日

この「て日」を読むことを楽しみにしてくれている物好きな人が少なからずいるらしい。大変うれしい、ありがたいことだけれども、読者を意識すると余計なサービス精神を発揮しそうになって、自由にかけなくなっていけない。もともとは、自分用の気軽な覚え書きのつもりで始めた日記だった。だから、ここらで初心に帰って、好き勝手なことを伸び伸びと書くことにする。

あと、最近W21CAに夢中でいろいろ試しているところなのだが、PCサイトビューアでパソコン向けのサイトを無理やりケータイで見るよりも、EZwebの方が当然のことに動作が軽快なので、こちらも活用するに越したことはない。Yahoo! モバイルなどの無料サービスを精々利用するいっぽう、自分のサイトや掲示板のEZweb対応も、今更ながら進めることにする。「京ぽん」やW21CAのようなフルブラウザ搭載機種が増えると、ケータイ端末向けのコンテンツを特別に誂える必要性はなくなるかと思っていた。それは方向性としてはたしかにそうだが、まだまだ遠井通規遠い道のりのようだ。(遠井通規というのはことえりの誤変換。そんな名前の人いるのか?)

話はコロっと変わる。ヨン様にはかなわないが、俺も、スマトラ沖の津波災害への救援募金に少額ながら応募してきたよ。

んで、昨年の夏あたりから「募金」の機会がやたら多いので、気になることも多くなったんだけど、募金に応じるのは、「応募する」または「献金する」というのが適切なはず。だけど、「募金」も「応募」も「献金」も、耳にする場面がとても限定されているので、「義援金の募金に応募する」と言うと「義援金を街頭募金するボランティアスタッフとして名乗りでる」という意味にとられかねない。「献金」という言葉に至っては、「政治団体へのヤミ献金」すなわち事実上の賄賂、という文脈以外ではほとんど使われない。だから「義援金を献金する」と言ったら、「二つ前の文でボランティアスタッフとして名乗り出て街頭で集めた義援金を、被災地に送らず、自分たちのNPO活動に便宜を図ってもらった謝礼として政治家に寄付すること」という意味にとられそうだ。

だけど、教会や社会福祉施設へ寄付するお金も「献金」なのだ。だから「献金」は決して悪いものではない。悪いのは「ヤミ献金」すなわち「賄賂」。

本来は価値判断を含まないはずの言葉が、よく使われる文脈の色に染まってしまうのは、まあ仕方のないことだ。それでも、「災害復旧支援の義援金を募金する」と言ったら、これはもう、自分がお金を集める側に回るということしか意味しない。お金を「募る=つのる」のが「募金」。その「つのる」ことに「応じる」のが「応募」、お金を「献ずる=けんずる・たてまつる」のが「献金」ですよ。

「血液を献ずる」と「献血」で、「わが身を献ずる」と「献身」というわけだ。さて、スマトラ沖にせよ新潟にせよ、自然災害のときには輸血用の血液も不足する。だから、お金を出せなくても、献血できれば、それも貴重な貢献になる。ただ、俺は輸血経験者だし妻は授乳中の母親だし子供は子供なので、俺たち一家は誰も献血はできない。体を張って災害復興に貢献することができないので、お金を寄付するのは、その代わりというわけだ。

献血については日本赤十字社のページを見てください。赤十字は募金もしています。

なにはともあれ、被災地の一日も早い復旧をお祈りします。


2005年1月5日水曜日

そろそろ、お正月モードから平常に戻らないといけない。

携帯電話に載っているサービスについての技術情報はどこにあるのかわからない。本になっているものは少ないようだ。たとえばW21CAで再生できる音楽データは、先日書いたとおり、Macintoshユーザなら簡単に作れるのだが、そんなことはどこにも文書化されていないのだ。 (いやそう言うと語弊がある。アップルのWebサイトでQuickTimeのページを見ると少し書いてある。) また、miniSDカード上のデータフォルダのディレクトリは .MGR という拡張子のついたファイルで管理するもののようで、この仕組みの詳細がわかれば、データのリスト表示が順不同になる問題にユーザレベルで対処する方法も考えつこうというものだ。しかし、そういった技術情報がどこにあるかわからない。

2005年1月7日金曜日追記: 3GPP2のマルチメディアデータ (3G2 ファイル) の仕様については 3GPP2.Orgの仕様書ライブラリからPDFファイルをダウンロードできる(仕様書番号 C.S0050-0)。また3GPP2全般の概要については仕様書番号S.R0003 "3GPP2 System Capability Guide - Release A" を見るとよいように思う。Qualcomm PureVoice™の QCELP形式音声データ (QCPファイル)の仕様はRFCにある。ただし、QCELPコーデックそのものの仕様は含まれない。

いっぽう、BREWアプリの開発に関しては、敷居こそ高いがきちんと情報公開されているし、EZweb対応のWebサイトの作り方についても、詳しく説明したサイトがある。そして、このあたりのことについては書物も出版されている。だが、俺がやりたいのはもっとささやかなことだ。W21CAのテキストファイル表示機能を活用したい。大きなファイルは表示できないから10KB以下のサイズに分割する。分割したファイルがファイルリストに順不同で並んでいたのでは、閲覧しにくくて仕方がないから、思うとおりの順に並べ替えたい。好き勝手に並べ替えることなどできなくても、タイトルのABC順に並んでくれるだけでいいのだ。あるいはファイルの古い順でもかまわない。データ本体はminiSDカードのデータフォルダの各サブフォルダ内に通し番号を振って格納されている。この通し番号の振り方が問題なので、番号をつけなおし、ディレクトリ管理ファイルのデータをそれに合わせて書き直せばよい。それだけのことなのだ。本当なら標準機能としてできてしかるべきなのにな。

あと、vCardとvCalendarの仕様はRFCに載っているし、IMC (Internet Mail Consortium) のWebサイトに行けば調べられる。auの携帯電話でも、アドレス帳とスケジュール帳にこれらのデータ形式を利用している。その他にW21CAでは、vMessageという形式でメールデータをminiSDカードに保存できる。こいつの書式がわからない。プレーンテキストだからテキストエディタで開けばメッセージの本文を読むことはできるが、ヘーダ情報を活用できないのはもったいない。

この「データフォルダ内のファイルの並び順」と「vMessage形式」については、Googleでもめぼしい情報を見つけられない。


2005年1月4日火曜日

娘が「お手紙」を書いている。鉛筆で紙にごにょごにょと線を何本も引いて見せ、「これ、ようちえんのおともだちにねんがじょう・・・これからも、【娘】と、いっぱい、あそんでください」と音読してくれた。こういうのをビデオに撮っておけたら、すばらしい成長記録になる。と思って、W21CAをビデオモードにして構えてはみたが、そうそうお誂え向きに子供が同じことを二度言うはずもない。なかなか難しいものだけど、二度と同じことが繰り返されないからこそ、子供の成長するさまがすばらしいのでもある。

呉智英『言葉の常備薬』を読んだ。大変面白かった。


2005年1月3日月曜日

松山に戻ってきた。今日は必要最小限のお片づけその他をやっただけで、ひたすら休養していた。

W21CAでテキストを読むには、「文字コード: シフトJIS/改行コード: CR+LF/ファイルサイズ 10KB以下/拡張子: .TXT」という形式でデータを用意すればいいらしい。ためしに、数年前に書いた文章をいくつかのファイルに分割して miniSD カードに保存して転送してみた。iPodで表示するよりも、こちらのほうが読みやすい。しかし、分割して連番を振ったファイルが、ファイルリストに《順不同に》並んでいるのはなぜなんだ? このあたりのこと、マニュアルその他を調べてきちんと理解しておかなくちゃ。

上で「数年前に書いた文章」と言ったのは、2000年の3月から5月にかけて書きためた時間論ノート、別名「ゼノン日記」だ。今読み返すと、我ながらなかなか気の利いたことを書いている。このままお蔵入りにしてしまうのは惜しい。なにかの機会を見つけて復活させたいものだ。


2005年1月2日日曜日

中国に、「英語通じるんだっけ?」とか言いながら出張する初夢を見た。

夕方、西明石いきの各駅停車に乗って神戸へ。六甲アイランドのサイゼリヤで夕食を食った。そこそこおいしくてそこそこボリュームのある料理がお手頃な値段で出てくるので、大変満足。次に神戸からフェリーに乗る時にも、また来ることにしよう。

フェリーターミナルはかなりの人ごみ、厚着しているし暖房も効いているしで、すっかり汗をかいてしまった。シャワーで汗を流したかったので、船の売店で替えのパンツを買ったが、な〜んと、1,130円というお値段。いや〜ん。せっかく夕食が安くあがったと思ったのにぃ。

港や船でベビーカーを運ぶのを手伝ってくれた皆さん、どうもありがとうございました。


2005年1月1日土曜日/元日

謹賀新年

ミッキーマウスの正月飾り
謹んで新年のお慶びを申し上げます
どうか本年も「てなさく世界」をよろしくお願い申し上げます
(子年でもネコ年でもないけどご勘弁)

というわけで新年だ。なにしろ「一年の計は元旦にあり」なので、今年も抱負だか目標だかを書くべきなのかもしれないが、どうも元日にここで掲げた目標が達成されたためしがないので、今年の目標は「無理な目標を掲げない」ってことに・・・ダメ?