て日


2007年7月分


2007年7月31日火曜日

今日はコマゴマした用事をいろいろ片付けた。明日と明後日を乗り切ると少し楽になるはず。

出勤のとき、近所の田に改めて水が引かれていた。用水にはコオイムシらしき小さな水棲昆虫が泳いでいた。帰りにはもう暗くなっていたので生き物たちがどうなっているか確認はできなかったが、朝の時点で真っ先に息を吹き返していたのがジャンボタニシ。めっぽう生命力が強いらしい。歩数計カウント12,855歩。


2007年7月30日月曜日

先週金曜日に締め切ったレポートを明日には採点済みで返す約束をしている。採点するとしたら今日しかないが、午後にはゲストの先生を交えての昼食会と試験監督と4回生のゼミがある。だから、珍しく11時過ぎまで仕事場に居残って夜なべした。6月11日月曜日にも、同様の日程でレポートの採点をやっているが、あのときは4回生たちは教育実習に行っていたからゼミがなかった。さすがに今日はちょっとハードだった。TA (ティーチングアシスタント) のポタ崎ハリ助には割に合わない時間外労働をさせたので、仕事が片付いてから缶ビールをごちそうした。解答例プリントは事前に作ってある。

たまには数学の話。試験監督はD教授の担当する3回生向けの位相空間論だ。最後の問題はこうだった「円周 S から閉区間 [0,1] への連続な全単射が存在しないことを示せ。」解法はたとえば、仮に連続全単射が存在したと仮定して、区間 [0,1] から中点 1/2 を取り除き、円周 S のほうからも対応する1点を取り除いて、それぞれ残った図形 (下図参照) を考えると、前者は不連結、後者は連結だから、連結図形を連続写像で不連結図形の上に写像できることになって不合理、したがって仮定は棄却される、というものだ。 これだけは、学生さんには難しかったようだ。

円周と区間から1点ずつ取り除く   残った図形は連続に写像されない
図を描いてアイディアを説明することと、
そのアイディアを言葉や数式に乗せることとは、
数学にとっては車の両輪のようなもの

4回生のゼミでは田中&鈴木の『数学のロジックと集合論』(培風館) を使っている。例題で「実数の加法に関する順序群は指数関数 ex によって正の実数の乗法に関する順序群と同型になる」 (例題1.8) をやったあと、演習問題として「では、有理数の加法の順序群は正の有理数の乗法の順序群と同型だろうか?」と問われている (問1.17)。わがゼミ生、きれいずきのUAくんは「同型になってほしい」という方針で考えていたようだったが、それでは一生解けない。有理数の加法群では、x に関する方程式 a=x+x は任意の要素 a に対して解をもつが、乗法群において対応する方程式 a=x2 のほうはたとえば a=2 のとき解をもたないから、二つの群は順序構造を勘定に入れるまでもなく、群として同型でない。これと、カントールの往復論法を使った可算な稠密順序集合に関する定理が、今回のおもな話題だった。どちらもなかなか面白い話だし、今回はとくに、解析系SゼミのカジTくんが見学に来てコメントしてくれたのも面白かった。

前期は教育実習や教員採用試験などでゼミを休みにしなければならない週が多かったので、ようやく第1章が終わろうというところだ。それはそれでいいんだけど、この本で卒業研究ゼミをやるというなら、ウソでも第3章まで、できれば第4章までは読んでしまいたい。後期にはゼミのコマ数を増やすことも考えよう。


2007年7月29日日曜日

昼間、たまった仕事を片付けようと仕事場に潜入したら、またまた歩数計を置き忘れて帰ってきてしまった。片道行った時点でカウントはたしか4,500歩前後だったと思う。行きがけは午後2時前という一日のうちで一番暑い時間帯に行ったもので、それこそ汗だらけだったが、帰りの5時半頃になると、暑さもだいぶ和らいでいた。

近所の神社の輪越祭。いわゆる茅の輪くぐりで、拝殿に大きな茅の輪が置かれていて、そのまわりを8の字を描くように3回回ってお参りをするという、結び目理論専攻の数学者が大喜びしそうな習わしだ。妻と【娘】は浴衣を着て、俺と【息子】は甚平を着て出かける。団扇を片手に参道の細い坂道を登って、娘の手を引いて仕来り通りに輪をくぐり、子供たちの無病息災を祈る。神社の庭では近隣各地区の町内会の人たちが露店を出している。なかなかのにぎわいで、夏祭りムード全開だ。

この春に引っ越してきたこのあたりは、交通の便も悪くないし買い物にも通勤にもなかなか便利でありながら、少し歩けば適度に田舎の風景が残っていて、大変好ましい。妻と二人、いい所に越してきたねえと語り合いながら帰宅。遊び疲れた【娘】は帰り道にパパの背中で寝入ってしまったが、【息子】は気持ちが昂ったせいか帰宅後しばらく起きていて、そのうち床にごろんと寝そべった状態で、そのくせ口では「まだ遊ぶまだ遊ぶ」とぶつくさ言いながら寝た。ありゃあ、頭が起きているのに、身体だけ先に寝ていたな。


2007年7月28日土曜日

吹奏楽の練習場のエアコンの修理がようやく終わり、今日からまともな室温で練習できる。しかし俺は相変わらず練習不足で、ろくに音が出ない。お題は、ハインズレー編曲のシェエラザードの2〜4楽章の初見。これから一年かけてリムスキー=コルサコフの『シェエラザード』をやろうという方針は立ったが、どの版を使うか迷うところだ。練習後、ジョイフルで「櫃まぶし」を注文したら、出てきた丼には、なんとタレがかかっていなかった。ご飯の上に、刻んだ鰻と海苔と葱と山葵が乗り、別に出汁がついている。これをかけて食えということなのだが、それは 櫃まぶしではなくて「鰻茶漬け」だよ。まあ、最初から鰻茶漬けのつもりで食ったと思えば、それはそれでなかなか悪くはない。歩数計忘れて、カウントなし。


2007年7月27日金曜日

月末からお盆前にかけて用事が妙に立て込んでいる。一つ一つ片付けていくしかないんだけどね。歩数計カウント9,302歩。ピアノのレッスンが終わって帰宅したときには、妻子はガス会社のイベントにいっていて留守だった。シャワーを浴び、ビールを飲みながらホゲっているところへ妻子が帰宅。イベント会場でカブトムシを二匹もらって来たらしい。ううむ。うちで生き物を飼うことには、俺はいまのところ消極的だ。虫や動物が嫌いだからではない。むしろ逆だ。生き物を飼うこと、とくに人間と形態も生態もまったく違う昆虫やらなにやらを飼うことが、主観的には愛情から発しているにしても、結局は独りよがりの、独占欲みたいなものに支配された行動に過ぎぬと、生き物を捕まえてきて飼い殺しにすることを何度も繰り返した子供時代を顧みて、俺はいまでは理解している。虫たちは「いろいろお世話になったけど、そろそろ帰ります」とは言えないのだ。しかし、子供の教育の一環として、なにか小動物を飼う機会を、一度は持つべきかもしれない。このあたり、ちょっとしたジレンマのようなものがある。

近所の田んぼには、このあいだまで無数のちいさなカエルたち (いやマジで、そのまま財布にいれてオマジナイにしようかって思うくらいの、指先くらいの大きさのちいさなカエルたち) や、ヤゴたちや、グロテスクなジャンボタニシたちがいた。ところが、一昨日あたりに田んぼから水が抜かれてしまい、カエルはともかくヤゴたちやタニシたちの生きられる環境ではなくなってしまった。外来種のタニシの赤い卵塊は気持ち悪くて好きになれないが、それでも、干上がった田でヤゴやタニシが息絶えていると思うと、哀れなものだとは思う。かといって、農家の人たちはヤゴやタニシやカエルのために田に水を引いていたわけではないのだ。人間の都合に翻弄される生き物たちはかわいそうだが、かといって人間が他の生物種の都合に合わせてどこまでも遠慮し続けることもできない。ここにもジレンマがあるわけだが、それでも、ただただ自分の楽しみのために生き物を飼い殺しにすることを、農家の仕事の一環としての田の水の出し入れがヤゴやタニシの生活を脅かすのと一緒にするわけにはいかない。

人間とタニシたちとどれほど違いがあるだろうかと思いをひそめつつ、話は変わる。

昨日の話の続き。うちにPC/AT互換機は3台あるが、USBディスクドライブからの起動をサポートしているのは妻のVAIOくんだけだ。さすがに実験に使うのは憚られる。といって、いまさら別のパソコンを買うわけにもいかない。というわけで、USBディスクドライブからブートできるノートパソコンを、誰かタダでくれ!


2007年7月26日木曜日

パソコンの勉強、といっても操作の勉強ではない。ブートプロセスを理解し、KNOPPIXのような Linux Live CD の感覚で、FreeDOSをUSBメモリディスクから起動できれば面白いと思ったのだ。実現できるかどうかはわからないが、とにかく実験に使うUSBメモリディスクが必要だ。フロッピーディスクはたくさん余っているが、USBメモリディスクは現役で使っているものばかりだから、安いやつを一つ新しく買うことにした。256MBのやつなら1,000円を切っている。安くなったもんだ。

ところで、Windows XPでは、ディスクイメージを仮想ドライブとしてマウントできるんだろうか。Mac OS X では当たり前にやっていることだけど、書店で「できる本」「わかる本」「図解本」をざっと見た限りでは、Windowsでのやり方はわからない。

医者からの帰りに、絵本を二冊と岩波文庫の『イソップ寓話集』を購入。歩数計カウント15,191歩。


2007年7月25日水曜日

市民コンサート例会。瀬尾和紀フルートリサイタル。技巧派の若い管楽器奏者という触れ込みで来る演奏家に対しては、どうも市民コンサートの古株会員たちの評価が厳しいようだ。今回も、出だしの2曲にはお客さんが乗ってこなかった。しかし3曲目のパガニーニの無伴奏カプリス第12番第24番を圧倒的なテクニックと豪快な音色で吹ききったことで、瀬尾さんは聴衆の心を一挙につかんだように思う。そのあと休憩をはさんで、フランスものを集めた後半のステージはほんとうに素敵で、夏の夜の蒸し暑さを吹き飛ばす爽快感の残る演奏会だった。最前列近くで聴いていたウマさんは、お客さんが皆帰って俺たちが撤収作業をしているときも、一人でじっと座っていたが、あれはひょっとしたら腰が抜けていたのかもしれない。ビデオカメラ担当で最後列にいた俺のところまでビンビンに音が飛んできたくらいだから、最前列で聴いた同業者はそりゃ腰くらい抜かそうってもんだ。

歩数計カウント12,517歩。ということは、堀之内から歩いて帰るのは大学から帰るのとあまり変わらないということだな。


2007年7月24日火曜日

35分歩いて出勤すると汗だくなので、替えのアンダーシャツを職場にストックしてある。余り使う機会はないが、ズボンも靴下もパンツも用意してあり、万が一、出勤途中に雨に降られてずぶぬれで職場に到着してもなんとかなるのだった。もっとも、今日はどれも使わなかったけどね。夜、いつもよりちょっと遅く9時過ぎに帰宅。子供たちは眠っていた。妻がだしぬけにザッハトルテが食いたいと宣言したので、近所の喫茶店兼ケーキ屋さんに買いにいった。夜は10時半まで営業しているらしいので、ときどき読書室がわりに利用させてもらおう。歩数計カウント13,944歩。

いまさらFreeDOSなんかで何をするといって、ハードウェア直接制御ができるという利点を活かして、i386系CPUのしくみの勉強をしたいのだった。それと、ネットワーク関連のプロトコルの勉強もできそうだ。8086のニモニックは昔取った杵柄でだいたいわかるが、80286や386になってから追加された機能はまったくわからない。ということは、プロテクトモードのことがまったくわからない。そのあたりを、もう少し理解したい。そのためには、WindowsにしてもLinuxにしても、プロテクトモードで動作しているOSではかえって融通が利かない。DOSのようにリアルモードで動作していて、割り込みのフックとかI/Oポートアクセスがやり放題の古いOSのほうがありがたい。大急ぎで何かしなければならないわけではないし、名著の誉れ高い蒲地輝尚『はじめて読む486』(アスキー出版局)に、じっくり取り組んでみたいと思っている。


2007年7月23日月曜日

土曜日ぐらいからまた、自宅の古いPCに FreeDOS をインストールしていじり始めたが、これから盆の入りくらいまでは、あまりそういうことに時間を割いていてはいけなさそうだ。昼飯をずるずると先延ばしにしているうちに夕方の6時になってしまった。アホですな。歩数計カウント12,054歩。


2007年7月22日日曜日

昼食には俺がいつものトマトソースのスパゲティを用意した。昼食後、妻が託児サービス付きの美容院に言っている間に、俺はブックオフに行き、105円の古本を一冊だけ購入。その後、ジャスコに行った。【息子】が電車のおもちゃに夢中になった。気をそらそうとアンパンマンのキャラクターのぬいぐるみコーナーに連れて行っても、電車のところへ走って戻る始末。でも、いまは買ってやらない。

おもちゃの電車に夢中
形がリアルでサイズも迫力があり
音の出る仕掛けつき
こりゃ【息子】のツボに当たってるわ

夕方からは、「やればできるは魔法の合言葉」でおなじみの済美学園歌「光になろう」の作曲者であり、済美高校教諭でピアニストの藤田先生の公開レッスンを受けてきた。公開レッスンといっても、同席者は金曜日のレッスンをみてくれているO先生だけだった。実は藤田先生はO先生の高校時代の恩師なのだ。お題は、例のショパンのワルツ作品39の1。ひとつひとつのフレーズを大事に表現しようという意志が感じられると最初に言ってくださったあと、続いてたくさんの技術的なアドバイス (この曲の特色であるベースラインのレガートの弾き方、等々) と、いくつかの表現上のアドバイスをいただいた。最初に褒めておいてから、別の観点から指導するというのは、普段の指導をしている人が横で聴いている手前もあったのかもしれないけど、指導法として実に巧妙だなあと、こちらも別の視点から感心した次第。レッスン料は安くはなかったが、大変ためになったので、発表会の近づいた10月くらいに機会があれば、また受講してみたい。歩数計カウント8,546歩。


2007年7月21日土曜日

夕方からの吹奏楽の練習は3週間ぶり。今日のお題はプロコフィエフとオネゲルの初見。いやあ、全然吹けませんわ。ろくに音が出ないし、すぐバテバテになる。リードやらなにやら、コンディションがよくないせいにしようと思えばできるけど、やっぱり楽器の練習みたいなもんは毎日せなあかんっちゅうこっちゃね。11月のバザーに向けてケーキ焼きの練習にいそしむ妻が、チョコレート風味のカップケーキを33人前つくって練習場に出前してくれた。かなり好評。帰りの高浜線の電車は土曜夜市帰りの若い人たちがいて普段にない混み具合。浴衣美人とかもいてまことに結構。

歩数計カウント3,488歩。やっぱり通勤の往復がなかったらこんなもんだよなあ。昨日のカウントはやっぱり何かのマチガイだと思う。


2007年7月20日金曜日

仕事が済んで、ピアノのレッスン。まず先週のことで平謝り。ツェルニーは全然練習できてなくて恥ずかしい。ショパンはほんの少しだけ進展したかもしれないが、実感はまだまだない。教室に行くまではどうにか天気はもっていたが、レッスン中に窓の外で激しい雨音、そして稲光。レッスン後に近くの市民コンサート事務所まで移動。久々に運営委員会に顔を出す。俺が運営委員会に出席しようというだけでこの雨である。なんか、俺が自発的に市民コンサートの活動に協力しようという態度に出るときはたいてい雨が降る。ビールの酔いが回ったせいか、俺も会員拡大に協力したほうがいいかなあとか、知り合いのミュージシャンを招聘できたらいいなあとか、いつになく前向きなことを考えているので、そりゃ雨も降るってもんだ。

知り合いのミュージシャンということで、高校の後輩の岩田直樹がどうしているか、Googleさまにお伺いを立ててみた。相変わらず宝塚歌劇団のオーケストラにいて、公演のあいまにマグノリア・ナチュラル・フレイバーズというバンドで活動しているらしい。俺は てなさく とは名ばかりの単なるヘタレのトーシローだが、岩田直樹は、俺と違って腕は確かだ。なんたってジャズマニアのSF作家の堀晃さんのWeb日記 (2000年12月26日づけ) のライブ観覧記に 助っ人のクラが来ていて、よく見るとなんと岩田直樹さんである。髭をたくわえて眼鏡をかけて、印象がずいぶん変わっているのにびっくり。クリアな音色のクラはさらに充実。この人も21世紀の活躍が期待されるジャズ・クラリネットのひとりだ。 なんて書かれてるんだもん。

出勤も帰宅も妻の車で、ピアノレッスンへの移動は市内電車。そんなに歩いた気はしないのに、歩数計カウント17,407歩。なぜだろう。ひょっとして昨日リセットし忘れて二日ぶん合算しちゃったかな?


2007年7月19日木曜日

午後から、【娘】が幼稚園のお泊まり保育だ。それで今夜は【息子】と俺と妻の三人で過ごす。このムードは初めてだ。【娘】がいなくて静かだといっても、【息子】のやんちゃはいつも通りだから、妻が子供を連れて帰省している時の静かさとは比較にならない。ただ、今夜は「静かやなあ」「静かやねえ」と言い合う相手がいるのが、いままでにない状況なのだった。

【息子】が生まれて妻が入院していたときや、俺が出張で家を空けている時だって、【娘】は両親のどちらかとは一緒にいたわけだから、両親と違う場所で寝るのは、【娘】にとってまるきり初めてのことだ。まあ、いま頃はお友達と一緒にはしゃぎ回っているだろうけどね。

夜8時頃、明日の準備に少し手間取っていると、職場に妻と【息子】がやってきた。いい機会なので先日までプリントサーバとして供出していたCeleron700MHzの中古部品利用自作PCを持って帰ることにした。妻は、親知らずを抜いたあとの出血が止まらなかったので、夕食はろくに食えない。うどんなら食えるかもというので、なか卯のドライブスルーを利用。ドライブスルーといっても、支払いのために一旦車を降りていたのでは、単なるテイクアウトと変わりはないな。帰宅して、俺は牛丼を食い、【息子】には親子丼を食わせた。しかし今夜の妻には、うどんといえども歯が立たなかったようで、結局、市民コンサート事務所で昨日もらったプリンが妻の夕食だった。歩数計カウントは片道だけの5,102歩。


2007年7月18日水曜日

いよいよ夏本番と言いたくなるような炎天下を、かなり長時間歩いた。歩数計カウント19,762歩。もうちょっとチマチマ動いて二万の大台に乗せりゃよかったな。そんなに歩いて何を探していたかというと、こともあろうにボールペンの替芯だ。だが、思い当たる文房具店が軒並み休業していて、結局は大学に着いてから生協で買ったのだった。アホですな。その他の収穫は『Perl Hacks』(オライリージャパン)と呉智英の『健全なる精神』(双葉社)と、市民コンサート事務所で留守番をしてもらったプリン。


2007年7月17日火曜日

昨日の日記に書き忘れていたのだけど、朝のNHK教育テレビの「おじゃる丸スペシャル」を見ていた【娘】が、おじゃるとかずまの別れの場面で「うわ〜ん」と泣き出して母親に抱きついていったのを見て、俺もなんか泣けてしまった。5月の連休に一度みたことのある番組の再放送だから、俺にとってはそのシーンを観ただけで泣いてしまうほどではなかったのだけど、娘がドラマの筋を理解して感情移入して泣いてしまう感性をいつのまにか身につけていることがうれしくて、それで泣いてしまったのだった。

さて、今朝は発送しないといけない郵便物があったので、通勤途中の最寄りの郵便局はどこかいなと思いながら歩いていた。家の近所の郵便局は、俺が前を通った時刻にはまだあいていなかったから。で、ちょっと遠回りにはなったが、御幸町郵便局へ行った。だから、かなり久しぶりに、用水沿いの歩道を歩いて大学へ行くことになった。かつて東長戸とか山越とかに住んでいた頃に毎日通っていた道だ。その頃には戻りたくもないが、この風景は、ちと懐かしい。それに、御幸町郵便局に行く途中に、山越の次に住んだ木屋町のアパートの前も通ったからな。実は、俺は松山に住み始めてから16年の間に、東長戸→山越→木屋町→伊予郡松前町→湊町→現住所と、5回も引っ越しをしているのだ。

歩数計カウント14,500歩くらい。やんちゃ盛りの【息子】がいつのまにか歩数計をリセットしていたので、細かい数値が思い出せない。どのみち下二桁は誤差の範囲だけどね。


2007年7月16日月曜日/海の日

まだまだ辛そうな妻の代わりに、朝飯と昼飯は俺が担当。といっても、大したものはできない。休日の朝のお約束の炒飯と、昼は残りご飯のリゾットだ。どちらも好評、と思ったら、ほどなく子供たちはテレビに夢中。あーあ、と思っていると、今度は臨時ニュースが入った。北陸地方に大きな地震だそうだ。

妻の頭痛がなかなか収まらないのでろくに外出もできない。お昼前の一時間ほどは、妻が仮眠している間、俺が子供二人を連れて近所の書店へ行った。もちろん自分のための本を探すなどという悠長な時間は取れない。

この連休は、台風と妻の体調不良その他諸々のせいで、本当にのんびりさせてもらった。夕方、大きな雷を先導に夕立。小やみになった頃に一人でサニマへ食材を買いにいった。歩数計カウント5,559歩。


2007年7月15日日曜日

台風一過。午後からは久々に太陽も姿を見せてくれた。

うちの掲示板に『数学ガール』の著者 結城浩さんが書き込みしてくれていてびっくりした。

もうすぐ年長さんの「お泊まり保育」があるので、【娘】のパジャマを買いにフジグラン松山へ行った。昼食後、【息子】が寝てしまったので、この隙にと妻は6階のクイックマッサージへ。俺と子供たちは2階のギャラリーでファンシーな絵を観たり、おもちゃ売り場を徘徊したり。妻はマッサージの揉み返しで夕方からちょっとダウン気味。俺が夕食を用意した。そんなこんなで、仕事もないのに歩数計カウント11,707歩。

ちょっと疲れたけどいい一日だった、と締めくくろうと思ったところで、さる13日金曜日が、本当はピアノのレッスンのある日だったことが今日になってわかった。先日は予定表を見まちがえていたらしい。うひゃ〜。O野先生ごめんなさい。


2007年7月14日土曜日

台風4号がきて、飛行機もJRも運休。吹奏楽の練習も休み。家族4人が家にこもっていると、とくに子供たちのエネルギーが余って困る。近所のスーパーへケチャップを買いにいった (それだって一度は大雨に阻まれて断念し、昼前に雨が小やみになった隙をついて行った) 他はほとんど外出していないので、歩数計カウントなし。

Mac mini の内蔵ディスクドライブはお話にならないくらい書き込みが遅いので、演奏会のCDなどを数多く焼くためには、あいかわらず、今では黒いPC用のケースに入った Blue&White G3 を使っている。しかしディスプレーが一台しかない (複数あっても置く場所がない) ので、これまではMac miniのディスプレーを必要に応じて付けかえて使っていた。それは不便だし、なにしろ Mac OS X Tiger には Apple Remote Desktop というOS標準のVNCサーバが内蔵されているのだから、適当なVNCクライアントソフトさえあれば Mac mini のコンソールから G3 を操作できるわけだ。Apple 純正の Remote Desktop の端末ソフトウェアはちょっと高価なので、オープンソースソフトウェアの Chicken of the VNC というのを使ってみた。これが意外にいい。重いグラフィックスを操作したり、スピードが問題になるような作業とか、キーボード入力を多用する操作には (キーコードの文字化けも多くて) 使えないが、すでに原盤イメージのあるCDを焼くだけなら、これで十分。


2007年7月13日金曜日

なんか今日は食事すらろくにしていないぞ(念のために言うけど、今回は妻のせいではなく、俺の気力の減退のせいだ)。昨日に引き続き低レベルな存在に成り下がった俺は、それでもどうにか仕事をこなして帰宅。次の月曜日が祝日だからだと思うが、今日はピアノのレッスンはなし。芥川也寸志の作品のCDが届いた。歩数計カウント10,001歩。


2007年7月12日木曜日

台風の接近のせいで気圧が低い、という理由かどうかはわからないけど、気力が地を這うような低レベル。とにかく仕事はできないけどピアノの練習ならできるとか、部屋の片づけはできないが本は読めるとかの、あれはイヤでもこれならできるという活動が、今日に限ってなにひとつない。明日の授業の準備があるというのにどうしよう。歩数計カウント10,336歩。


2007年7月11日水曜日

てなさく読書欄で『数学ガール』の紹介をし、あわせて、著者のサイトのメールフォーム経由で感想を送った。そしたら、半日もたたぬうちに丁寧なお礼のメールが来た。てなさく読書欄も読んでくれたらしい。律儀な人だ。

てなさく読書欄その46に、割り込みコラム的に書いた「数学好きの男の子たちに一言。」の部分は、あるいは著者本人にも意外だったかもしれず、いただいたメールに「考えさせられました(^ ^;」とあった。そこで俺が言いたかった(が、書かずに済ませた)のはこういうことだ。「僕」が愛されるのは決してただ単に「数学ができる」からではなく、大好きな数学をまっすぐ全力で追究し、その努力の結果を、うまくいったときもまずくいったときも、誠実にきちんと受けとめているから。そう。一言でいえば「誠実」だからだ。

帰りに明屋書店に寄ったらちょっと遅くなって、帰宅した時には妻子は風呂に入っていた。歩数計カウント14,502歩。


2007年7月10日火曜日

徒歩通勤でまたしても汗が滝のように出る。仕方がないので職場に置いてあったアンダーシャツに替え、仕事中はカッターも着替えた。夏場は着替えのストックが欠かせないな。いつものように7時過ぎに帰宅すると、妻子はなにやらおもちゃのプラレールを床に広げて遊びに夢中でこちらに気づきもしない。ムスッとして立っていると、【娘】が「あれ、いつの間にかパパが帰っとる」という。それでますますムスッとすると、【息子】がトコトコやってきて「パパおかえりなさぁい」と愛想を振りまいた。【息子】は ちゃっかり者なのだ。歩数計カウント13,402歩。


2007年7月9日月曜日

ゼミ生を引き連れて玄田有史さん(げんだゆうじ: ニートという言葉を流行らせた、東京大学の労働社会学の先生)の講演を聴きにいってきた。硬い話を覚悟していったけれども、なにしろ話がうまくて、楽しく聴くことができた。俺と同じ年齢なので、ドリフターズとか横澤彪さんとか ちあきなおみさんとかの、玄田さん本人曰く「古いネタ」が俺には非常によくわかったし、ムダや遊びを肯定する発想に我が意を得た気がした。「企業は、過去の経歴がフリーターであれ何であれ、使える人材が欲しいと言っている」とか「仕事はできるが挨拶もできない人ではなくて、自分のダメさを認識して周囲に感謝できる人のほうが、間違いなく信頼される」とか「仕事と家庭の他に遊びの場を持っていると、人生が安定する」と玄田さんが言っていたのに、質疑応答で「成果主義の世の中になっているが、そのことをどう思うか」という質問や、「遊び」と「ヒマ」を区別できていない質問が出たのが気になった。それでも、我が子が仕事で挫折しているがどうすればいいかとか、なかなか正社員になれないけど秘策はないか、とか、真摯な質問が多く、質疑応答もこういう会合の重要な一部なのだと知って勉強になった。

しかし、何より印象に残ったのは、玄田さんが口にした「不幸のズンドコ」という表現だ。正社員になれないフリーターが、だからといって不幸のズンドコかというと、必ずしもそうではない、という文脈だったのだけど、これ、最近の流行の言い回しなんだろうか。

その後、ゼミ生を引き連れて紀伊国屋書店へ行って、玄田さんの著書を何冊か買った。ゼミ生3人とも、それなりに読書の習慣がある奴らのようだったのでひと安心。それから市駅前の みゅんへん で唐揚げをおごってやった。歩数計カウント10,643歩。


2007年7月8日日曜日

昨日は、すっかり書き忘れていたが43歳の誕生日だった。まあ、こういう中途半端な年齢だから、誕生日のメデタさも、「また一年無事に生きてこれてよかったね」という程度でしかない。お祝いの言葉をくれたのは、妻と両親と義母と、タミゾヲ(GREE経由)とバタコ(mixi経由)。以上6人だった。ありがとう。

小さな子供がいる家なので、玄関から急いで外へ出る必要に迫られることがある。コンバースのスニーカーは履くのに手間がかかる。草履だと靴下を履いているときに困る。どちらも、履物に足を突っ込んでいる間に、子供がオオカミに食われてしまう。そこで、靴下を履いていようがどうしようが、足に引っ掛けて出られる「つっかけ」が必要だ。近所のダイキへ買いに行った。眠たそうにしている妻を置いて、子供2人を連れて行った。これが、妻にとっては貴重なリフレッシュタイムだったらしい。つっかけの他に、先週作ったダイニングテーブルの天板に塗るニスと、バスマットを買った。ベビーカーに乗せられた【息子】はいつのまにか眠っていた。

くままっと
妻が大喜びのバスマット
脱衣場じゃなくてキッチンで使用

午後からは、教会のバザー委員会に妻が出席する。11月のバザーの心配、じゃなくて準備を、なぜか一年中しているような教会と、その付属幼稚園なのだ。仕事でも道楽でもないところでこれだけ忙しいなんて冗談じゃない。勘弁してほしい。俺は、幼稚園の教室で子供たちの面倒を見ながら待った。いろんな家のいろんな年齢の子供たちが10人くらいいた。まあ、面倒を見るといっても、本当に面倒だったのは、うちの【息子】だけだったけどね。

その後、4人でジョープラへ。ジョープラ1階のフレッシュバリューにはなぜか美人ママさんが多くて、てなさくさんは目の保養ができましたとさ。とにかく、早起きしたおかげで一日が長かった。歩数計カウント9,397歩。ただし、朝の「市民大清掃」はカウントされていない。これからはジャージで外出するときも歩数計を着けるようにしないとな。


2007年7月7日土曜日

吹奏楽の練習・・・というか今週は練習ではなくて練習場の大掃除をした。ホールの床をモップで拭く人、打楽器置き場のカーペットの埃をたたき出す人、庭木の伸びすぎた枝を伐る人。黙々とトイレ掃除をする人。それぞれ汗だくになってがんばった。その後、いつものメンバーがいつものジョイフルで、晩飯食いながらこの先一年の構想を語り合う。夕方からはジャージはいて出かけたので、歩数計カウントは日中のぶんだけで、7,635歩。


2007年7月6日金曜日

結城浩『数学ガール』は面白かった。この本、冷静に考えると、ストーリー部分は話を運ぶためのマクラにすぎず、登場人物たちの展開する数学のディスカッションが本体なのだけど、それにしても、これだけの数学的な内容を一気に読ませる運びは、学園青春小説ならではの甘く切ない感情を誘うこのささやかなストーリーがあってこそだ。そして本体である数学の話の展開も、要領がよく明快で、それでいて丁寧。こりゃ、よく売れているのもうなずける。折からの数学ブームに乗っているにしても、首都圏の主要な書店で品切れ店続出で発行後わずか数日にして重版決定なんて数学書が、いままであっただろうか。

俺はこういう職業に就いているくらいだから、数学が苦手ではない。数式の展開を追いその意味をとらえることも、数学的な着想を明確な言葉で表現することも、長年の経験で多少はできるようになっている。だから、この『数学ガール』で展開されている数学を、混ぜ物なしの正式な数学の議論、いいかえれば、無味乾燥な論文調の数学として提示されたとしても、それを理解することは可能だ。それはそのとおりだが、じゃあ、その無味乾燥な数学を、しかもこれだけの分量を、一晩で読む気になるかと言われたら、仕事でもねぇのに勘弁してくれ、といいたくなるかもしれない。動機づけは大切だ。ふむ。教育者という立場からも、この本には考えさせられるなあ。

『数学ガール』に喝采を送りつつ、考えさせられつつ、話は変わる。

やっと梅雨らしくなり、断水の心配も遠のいたようでひと安心。仕事を片付けてから、大街道の歩人館で靴を買った。それからピアノのレッスン。腕の動きが自由でなく硬いせいか、音のつながりが滑らかでない箇所がある。何度も繰り返し弾いているうちに、何をどうしたいのかわからん、という感じになってきた。とほほ。歩数計カウント10,951歩。


2007年7月5日木曜日

結局、後半4トラックつまりブルックナーの4つの楽章は、SoundStudioの旧バージョン (2.2.4) でもとの録音データからトラックを抽出しなおすことでJam5 (昨日はJam6と書いたがマチガイだった) に読み込みできるようになった。とりあえず20組の2枚組CDを作ったが、買ってきたケースのうち一つが壊れていたので、団員に頒布できるのは19組。まあ、初回プレスとしてはこれくらいでしょう。

夕方には、CDを焼くためのメディアを買いにベスト電器に行き、それから紀伊国屋書店へ行ったら、結城浩さんの数学小説『数学ガール』が置かれていた。本の奥付には6月30日発行と書いてあるが、結城さんのブログによると、6月27日には都内の書店に並び始め、7月2日つまり今週の月曜日にはすでに重版が決定したそうだ。数学の本がそんな風に売れるというのは、とても意外だ。それはともかく、学園青春小説が大好きな妻がウェブで連載していた頃からこの小説に興味を示していたし、俺も読んでみたいと思ったので、迷わず購入。これ、数学的な内容はかなり本格的だよ。

歩数計カウント8,421歩。座り仕事ばかりだったのと帰りが電車だったので、自分でも意外なほど歩数が少ない。


2007年7月4日水曜日

演奏会の録音データの編集ができたので、CD作りにとりかかる。最初に、マスターディスクイメージを作らないといけないのだけど、SoundStudio3で編集した9トラックのうち、後半の4トラックがJam5で読み込めない。困ったが、理由がわからん。

夫婦でカナちゃん (従来の「妻の親戚のあの美男美女のうちの美女カナちゃん」という長い呼称はやめて今後は簡単にカナちゃんと呼ぶことにする) のパソコン選びにつき合った。そろそろ俺もPowerBook G4をインテルCPUのMacBookに買い替えたい気もするが、この夏のボーナスの行き先はすでにおおむね決まってしまっているので、我慢する。カナちゃんは学業のためにどうしてもパソコンが必要なのだけど、大学の授業で要求される以外のことでパソコンそのものをどれだけ使う気になるかが全く未知数なので、ひとまずSOTECの安価なノートパソコンを購入。俺は仕事の時間があったので途中でその場を離れたが、その後カナちゃんは妻のすすめでメモリを最大容量の2GBまで増設してもらうことにしたらしい。賢明なアドバイスだ。えらいぞ妻。

夜はまたしても、市民コンサート機関誌の作業。明後日発行の今回の機関誌には、俺の手描きイラストが数点と、俺の書いたエッセイが2本、収録されてしまっている。なんということだ。世の中乱れとるよ。歩数計カウント8,465歩。


2007年7月3日火曜日

昨日忘れた弁当箱を取りに行かないといけないこともあって、昼食は大街道のビッグベンに行った。午前中の仕事を手伝ってくれた ハリ崎ポタ助 改め ポタ崎“カイショナシ”ハリ助 と一緒だ。行く道のポプラ並木の根元にはカミキリムシが二匹くっつき合うように停まっていた(というか、交尾していた模様。)

そういえば、うちの近所の田んぼにも、オタマジャクシやタニシやカブトエビに混じってコオイムシだかミズスマシだかの水棲昆虫が見受けられる。タニシやカブトエビは農家の人が除草策として放しておいたものだろうが、どこからともなくカエルや水棲昆虫が勝手にやってくるところが、自然の生命力というものだ。

知らない間に生える雑草や、アスファルトを押しのけるように根を張る木々や、そのせいで路面にできた割れ目に強(したた)かに芽を出す名もない草花や、庭の石の下にいつの間にか住み着いているダンゴムシ、あるいは、うるさく飛び回るハエ、家の中に思わず知らず積もっていくホコリ。そういうものが「自然」なのだ。近年ようやく世間で喧(かまびす)しくなってきた「自然破壊」とか「地球環境」とかの言葉で人々が思っている「自然」は、せいぜいのところ、自分たちに都合のよい環境、ということでしかない。「田舎には自然があるが都会にはない」と言う場合の「自然」は、まさにそういう意味の「都合のよい環境」にほかならない。自然は田舎にあるなら都会にもあり、都会にないなら田舎にもない。だって、見渡す限りの田畑や山を覆い尽くす植林は、この日本の国の野原や山林が人間の手で隅々まで開発されきっていることの何よりの表現ではないか。われわれ人間は、自分たちにとって都合のよい環境を自分たちの手で破壊することはできても、「自然」を破壊することはできない。

いわゆる自然保護にとっていちばん有効な策は、なによりもまず、開発をやめること、自然がみずから環境を作るに任せることだ、というのが、この話の教訓だ。

蒸し暑い。徒歩通勤では汗が滝のように出る。歩数計カウント14,620歩。


2007年7月2日月曜日

早朝から、久々にまとまった量の雨。【娘】は幼稚園バスの待ち合わせ場所に初めて長靴を履いて行った。軒先の雨だれを観察したり、水たまりをのぞいて歩いたり、子供は雨の日の楽しみ方を知っている。いっぽう、大人たちは、水不足の折から雨に文句は言えないが、やっぱり不便そうな表情で会社や学校に急ぐ。洗濯物が乾かなかったり服が濡れたりするのは確かに不快だが、雨には雨の面白さがある。天気をどうこうする力は我々にはないのだから、人間の力ではどうしようもない天気というものを、せめてその時々楽しめれば、心持ちはずいぶん違うはずだ。このあたりは、大人が子供に学ぶべきだと思う。だけど、その雨も、夜には止んでしまった。

歩数計カウント10,374歩。市民コンサートの機関誌作業に行く途中、銀行のATMに寄ったら、弁当箱を置き忘れてきてしまった。不覚。


2007年7月1日日曜日

塩の小瓶をテーブルに置いたとたん、ガラステーブルが粉々になった。そりゃ、瓶を置く手に普段よりちょっと力が入ってはいたけど、【息子】が上に乗って踊っても持ちこたえていたガラスが、俺がちょっと叩いたくらいで割れるもんかね。徐々にひずみが溜まっていたところへ俺が最後の一押しを加えたということなんだろう。子供が近くにいるときでなくてよかったよ。昨晩の演奏会を聴きに来てくれた義父が、近所のダイキで松材の板を買って天板を作ってくれた。

ガラステーブルの最期
ガラステーブルは今後一切使わないことにするぞ

昼飯は衣山の紅虎餃子房。歩数計カウント5,417歩。