て日


2007年9月分


2007年9月30日日曜日

朝のうちに、妻のところへ 富士通FMV-biblo LOOX U なんちゃいう新しいタブレットPCが届いた。妻がデオデオで実物をみて一目惚れしてしまい、富士通のWebサイトで製品モニターとしてキャンペーン価格で購入できると知って、一も二もなく購入したのだ。あんまり小さくて、キーボードのホームポジションに手が置けないくらいだが、一応それなりにWindows Vistaが動いている。俺には小さすぎるが、これから新しい仕事であちこち出掛ける機会の増えそうな妻にはちょうどいいのだろう。

俺は俺で、PowerBook G4に今度はGNU CLISP (ANSI Common Lisp のGPLな実装) をインストールしてみた。以前一度トライしたときには、ドキュメントをちゃんと読まずにやったもので失敗したが、今回は、INSTALLファイルを読んでそのとおりに作業して、なんら問題なくインストール成功。Common Lispが使えるようになったら、ぜひ追加すべきなのが、数式処理ソフトのMAXIMAだ。数式の変形や計算をしてくれるソフトだけど、これがなかなか強力なやつで、ターミナルからたとえば expand ( (X^2 + X + 1)^5 ); なんて打ち込むと、即座に

X10 + 5 X9 + 15 X8 + 30 X7 + 45 X6 + 51 X5 + 45 X4 + 30 X3 + 15 X2 + 5 X + 1

なんて返してくれる。電卓代りにつかうにしても、200桁くらいの数値計算なら楽々こなす。頼りきっちゃうと計算力が落ちてよくないが、使いようでいろいろ面白いことができそうだ。

それで、午後からさっそく妻はいま関っている仕事の相談のために、かつて【娘】と【息子】が世話になった託児所へ行った。子供らが邪魔になってはいかんので、俺が【娘】と【息子】をフジグランへ連れていった。【娘】に折り紙を買ってやったり、おもちゃ売り場をひやかしたり。それで気がついたのだけど、いつのまにかフジグラン松山三階のおもちゃ売り場から普通のぬいぐるみが姿を消している。これはなんとも寂しい発見だった。歩数計カウント7,657歩。


2007年9月29日土曜日

午後、二階でパソコン相手にホゲホゲと作文をしていると【娘】が上って来て、トランプで遊びたいと言いだした。「トランプで何するん?」と聞いても「パパとトランプで遊びたい」と言うだけ。つまり、トランプ遊びのルールを知らないか、知っていてもゲームの名前を言えないという段階だ。家でトランプをしたことはなく、数年前に入手したミッフィー柄のセットが未開封のまま置いてある。【娘】はそれを見て、幼稚園でトランプ遊びをしたのを思い出したらしい。よく聞いてみると「ブタのしっぽ」を幼稚園でやったことがあるらしい。

そこで、初めてミッフィートランプのセットを開封し、まずはスペードのカード13枚だけを出してかき混ぜ、【娘】にもと通りの順番に並べ直させた。手渡された一束のカードから、【娘】はまずエースを探し、次に2を探し、と、13枚を一枚ずつ順番に探して並べた。時間はかかるが、ひとまずこれでいい。今度はスペードとハート合わせて26枚だ。【娘】は当然のように、まずハートの13枚を一枚ずつ選び出して並べ、次にスペードの13枚を並べた。しかし、【娘】のこの方法だと、平均するとカードの枚数の二乗のオーダーの手数が必要で、大変効率が悪いのだ。ちゃんとできたことを褒め、それから、パパならこうするよ、と言って、手前に出てきたカードのおおまかな置き場所を「だいたいこのへん」と決めながら置いていき、必要に応じて列を整えながら並べていく方法をやって見せたが、【娘】は難しいと感じたかもしれない。

大人はカードの並べ替えみたいな単純作業を厭うから、なんとか簡単で効率的な方法を探そうとする。しかし、おかしな形のマークやなにやら神秘的で意味ありげな絵が描かれたトランプのカードを自分の手で並べて遊んでいるだけでも、6歳の子供にはじゅうぶん面白いのだ。「面白い」に勝る動機づけはない。効率が悪かろうがどうしようが、やっている本人が楽しんでいるんだから、それでよい。

子供のこういう「お楽しみ能力」を、大人も見習うべきだと思うのだった。もっとも、大人は大人で、「どういう並べ替え手順がいちばん効率がいいだろうか」と問うなどという、子供にできない楽しみ方ができるのではあるけど。

夕方から例によって吹奏楽の練習。電車で行ったら、きょうは「熊本の日」とやらで、熊本市の提供で伊予鉄の市内電車が無料という椀飯振舞い。ありがたいありがたい。合奏の席順が変更されて、俺は向って右側のいちばん客席寄りの位置に移動。周囲の音もよく聞こえるし、前にいるアルトサックスの二人を例外にして他の全員の顔が(見ようと思えば)見える。なかなかいいポジションだ。


2007年9月28日金曜日

前期の授業の俺の頑張りは何だったの?と言いたくなる問題が発生して、午後いっぱいがっかりしながら過した。そろそろピアノに行かなくちゃと思いはじめた午後6時頃、例によってD教授が登場。ただし、今日に限ってはこちらから相談にいこうかと思っていたくらいだ。週明け=10月第1週の授業の相談そのほかの話をして、一段落したのはレッスン開始予定時刻の6時半をまわってから。ピアノ教室に電話を入れてから急いで電停へ向うが、こういうときに限ってなかなか電車が来ない。なんかこんなこと前にもあったなあと思いながら、7時10分ちょっと前にピアノ教室に着いたが、時すでに遅しで、7時からレッスン室を使う予定が入ったため、本日は俺のレッスンはなしになった。ま、いろんな日があるわ。歩数計カウント8,348歩。


2007年9月27日木曜日

夕方、医者に行く途中でBOOK・OFFに寄って「バザール・デ・ゴザールのバナナ裁判」とパペットマペットのなんとかいう実写コミック本を買った。持って帰って妻に見せると、妻は鼻息を荒くして怒っている。いや、ある意味では喜んでいるのだけど、「この忙しい時期にそんな楽しい本を買ってこないでほしい。目の毒だから」と言いたいらしい。11月3日の教会&幼稚園のバザーに向けて、役員である妻は毎晩のように打合せのためのメール魔と化している。そのうえ、最近はじめた仕事もちょっと大変な時期らしいのだ。まあ、仕事の息抜きにパラパラめくってみてくださいな。歩数計カウント14,545歩。


2007年9月26日水曜日

歩数計カウント9,834歩。当然のことだけど、仕事場でじっとしている日は歩数が伸びないな。

mixiで勉強会をやっているコミュニティに誘われた。数学基礎論の自主ゼミみたいなことをやっているのだけど、ちょっと覗いてみたところ、危なっかしくて見ていられなかったので、今年度いっぱいの期限つきで講師を引き受けることにした。何が危なっかしいかというと、テキストの不親切な記述のせいもあるけど、対象言語とメタ言語の区別といういちばんの急所がアヤフヤらしかったのだ。かのS.C.Kleeneの "Mathematical Logic" にも、第一章の最初のページに「対象となるロジックと観察者のロジックの区別をいつも心に留めておくことがとても大切です。この区別ができそうにない人には、この本を閉じて、折り句なり養蜂なり、他の科目を選ぶようにお勧めします。」と書かれているくらいで、これをいいかげんにしたまま、たとえば不完全性定理の理解をめざすというのは大変無謀なことだ。指定テキストの松本和夫「数理論理学」(共立出版 1974/2001) が冒頭でその区別を煩く言わないのは、まず命題論理のセマンティカルな部分に慣れてもらおうという、それはそれで教育的な著者の判断なのかもしれないけど、なにせ論の運びが昔の大学の講義風の素気ない記述なので、はじめてこの分野にとり組む人にとって親切とはとてもいえない。あなたたち、これまたやっかいな本を選びましたなあ。

mixiの掲示板で数式がどれだけ表現できるか考えているうちに、妙なことに気がついた。命題論理で「真」をあらわす記号⋎と「偽」をあらわす記号⋏が、MacOS X版のFirefoxでは逆に表示されるのだ。本当は V型が真、Λ型が偽なのだけど。MacOS X版SafariやWindows版Firefoxでは正しく表示される。Windows版IEだとどちらも表示できず「お豆腐」になる。明日にでも、職場のLinuxの各種ブラウザでも試してみよう(結果、FirefoxとEpiphanyでは正しく表示されました:9月27日追記)。これ、MacOS X版Geckoレンダリングエンジンのバグに違いないが、Windows版IEでも表示できないとなると、この記号は使わないようにすべきだな。


2007年9月25日火曜日

一夜明けるとウソのように涼しくなっている。なんだこりゃ。「暑さ寒さも彼岸まで」ってのは「彼岸を含む」ってことかいな。天気まで役所みたいなことしやがってと、妻と二人で笑う。子供ふたりが幼稚園に通うようになって、夫婦の時間が少し増えたのがうれしい。妻のパソコンスクールの終わる頃合いを見計らって街へ出かけ、いっしょに昼食をとる。歩数計カウント16,208歩。歩数が1万歩を超えると、ようやく普段の日々に戻ったと感じる。

SKKを使うように方針転換して良かったと思うのは、この入力メソッドが各種プラットフォームに対応しているところだ。普段使っているMacintoshと職場で時々使うLinuxマシン (Debian etch/ThinkPad X40) で同じ方法で入力できる(ただし、DebianのデスクトップではSKKでの入力はオプションだから、uim-skkパッケージのインストールが必要だ。)だから、主なデータをUSBメモリディスクで持ち運ぶことにして、あとはそれぞれのパソコンでTeXまわりの環境を整えておけば、出張に持っていくパソコンはThinkPadでもPowerBook G4でもいいということになる。ThinkPad X40は軽くていい。最近のLinuxパソコンのGNOMEデスクトップの使い勝手はWindowsと比較して遜色ないし、テキストのアンチエイリアス処理なんかWindowsよりよほど綺麗だ。もちろん、MacOS Xには及ばないけどね。


2007年9月24日月曜日/振替休日

休日のフジグランは疲れるなあ。歩数計カウント5,936歩。

このところ掲示板が低調だ。そりゃあ、これだけブログが流行しmixiのようなSNSも普及すれば、個人運営のウェブBBSの必要性は低くなるに決まっている。そのくせ、自動巡回ロボットを使ったスパム書き込みは増える一方だ。俺にとってウェブのいちばんの魅力だった個人ベースの試みが廃れて、人やモノの流れが大手の勝ち組に集約されていくのを見るのは寂しくかつ腹立たしい。とはいえ、俺にはこの傾向を止められないし、止めるために力を尽す元気もない。ただ、自分の運営する掲示板をスパムの温床にしたくはないから、サイトを近々大幅に改装して、掲示板を廃止しようと思う。「DTM」も、新たにデータを制作する環境が整わないので廃止せざるを得ない。「読書欄」はもうしばらく残すが、結局のことろ頻繁に更新しているこの「て日」だけが生き残ることになるだろう。あと、どうやら妻が自分の「ヘルストーク」の再出発を計画しているようだ。


2007年9月23日日曜日/秋分の日

お彼岸だというのにずいぶん暑いな。妻子が出かけているあいだにちょっとしたピアノ曲の構想が浮かんだ。これは妻が喜びそうだと思ったので、弾いて聞かせたところ、「わたしらのおらん間に何をどう考えてそういう綺麗な音を作ったわけ?」と妻の言葉。なんか「わたしらに隠れて何をやっとんじゃぁ〜」と言われたのかと思ったが、決してそうではないらしい。

Emacsのバージョン22がリリースされて、CVSリポジトリの開発版のバージョンは23.0になった。CVS版をビルドしてみたら、Terminalコマンドはまあこれまで通りだったが、CarbonアプリケーションがPowerPC G4 1.44GHzのMac miniでも使いものにならないくらい重くなっている。日本語というか漢字の 表示も変だ。なので、当分のあいだ開発版を追いかけるのはやめて、リリース版のバージョン22.1を使うことにする。

あんまり出歩いていないので、歩数計カウント3,635歩。


2007年9月22日土曜日

来年【娘】が進む予定の市立小学校の運動会があったので家族揃って見に行ってきた。ちょっとだけ覗いて帰るつもりが、幼稚園の知りあいがあまりにも沢山いて、お弁当を分けてもらったり、子供どうしで盛り上ったりで、なかなか帰れず。ドーナツ化した市街中心部の全校児童集めても200人くらいという小規模校なので、越境入学を受け入れていて、そのせいで【娘】と【息子】の通う幼稚園の子供たちがそこへ集まる傾向があるわけだ。

夕方からいつものとおり吹奏楽の練習。電停から練習場所へ歩く途中に、い〜カード (伊予鉄道の電子マネー式プリペイドカード) が落ちていた。不用心なこっちゃなと思いながら手にとってよく見ると、なんと偶然にもD教授の息子さん(おそらく日本中捜しても、同姓同名の別人はいない)の通学定期だ。やんちゃ者の顔を思い浮べて、つい爆笑してしまった。明日にでも届けてやろう。

愛媛大学吹奏楽団のコンサートがある関係で、練習の出席率が低かった。それで、いつものシェエラザードではなくて、前プロの曲の初見大会をした。先日買ったチャールズ・カーターの Rhapsodic Episode という古い曲の楽譜も持っていって音出ししてみたが、音が揃わないせいもあって散々な演奏。ダメだこりゃ(泣) それはそうと、行き帰りの電車が普段の土曜日のあの時間と比べて随分混んでいたんだけど、なにか大きなイベントでもあったんですか?

またリセットし忘れていたけど、昨日の歩数を考慮すると、歩数計カウントは8,000歩くらい。


2007年9月21日金曜日

今日も頑張ってAquaSKKで入力しよう。昨日あのように書いたら、さっそくかがみさんから「普通にことえりで入力できますよ」という指摘をもらった。なるほど、考えてもみなかったが、そうかもしれない。というのも、俺はTerminalをUTF-8エンコーディングで使うことにずっとこだわっていたので、文字コードをEUCにしてことえりで直接入力する可能性をまったく考慮していなかったのだ。我ながら、素人の浅はかさだな。

昨晩遲く、というより、今朝未明にゴソゴソ起きて作業したので、日中ねむくて仕事にならず。長らく計っていなかったが久々に巻尺で胴まわりを計ったら、なんと80センチあった。腹が出てきたわけやね。歩数計カウント7,659歩。


2007年9月20日木曜日

UNIX好きのMacユーザなら先刻ご承知のとおり、MacOS XにプリインストールされたEmacsには、LEIMが含まれていないので、日本語入力にひと苦労する。もちろん、SKKとかTamago+FreeWnnとかをインストールする方法もあるが、後づけでLEIMだけをビルドしてインストールする方法を考えたのでここへ書いておく。これはTiger (MacOS X 10.4)の場合だけど、他のバージョンのMacOS Xでも応用できるはず。次の手順に従えばよい(もちろんこれはTerminal上での作業ね)。

(1) http://ftp.gnu.org/old-gnu/emacs/からleim-21.2.tar.gzをダウンロードして解凍する
(2) 解凍してできたフォルダ ./emacs-21.2/leim にchdirする
(3) Makefile.in のコピーを Makefile という名前で作り、これを手作業で編集する
(4) あとは形どおりmake && sudo make installする

難しいのは(3)のMakefileの編集だけ。すでにインストールされているEmacs関連のファイルを参照するようにいくつかの変数を設定すればいいのだけど、どうすりゃいいかわからない人のためにここへコピーを置いておくから参考にしてください。

だけど、俺としては、なんかSKKも悪くない気がしてきた。なにしろ、AquaSKKという入力メソッドを使うと、MacOS X標準の「ことえり」の代わりにSKKを使えるのだ。SKKは誤変換の少ないことで定評があり、これはこれで慣れれば快適なはずだ。もちろん慣れるまでは大変だけど、たとえばこの「て日」を入力するのに一貫してAquaSKKを使うように心がければ、早晩使いこなせるようになるはずだ。

あいかわらず靴擦れが痛いのだけど、それにもめげずに頑張って歩いて、歩数計カウント13,314歩。


2007年9月19日水曜日

妻が最近始めた仕事の会議で遅くなるというので、俺も夜なべして仕事していたが、いつものように夕方から中途半端に調子が出て、晩飯を食わぬうちに夜の9時にまでなってしまい、気がつけばなんかフラフラだ。くたびれたよー腹減ったよーと気持ちがダウンしかけた頃に、打ち合わせを終えた妻から連絡が入った。それをしおに仕事を切り上げ、車で迎えにきてもらった。帰りがけに大学の門の前で、大学院生にしてウィンド団員のイデウエくんを見かけた。辺りが暗くてよくわからんが、こっちに気づいたように思ったので、あとでメールしたら「それ確かに私ですがぜんぜん気づきませんでした」とのお返事。こちらは珍しく普段より遅くなって9時だったが、イデウエくんは珍しく普段より早く解放されて9時だという。なんだかくやしいが、俺も独身時代、というか、名古屋の大学院生だったころはそんな生活だったように思う。歩数計カウント9,213歩。


2007年9月18日火曜日

大学へ徒歩で往復し、昼食時に大街道まで行った。わざわざ大街道までランチを食いに行った理由はゼミ生が久々に来ていたからで、8月に手伝わせたオープンキャンパスの公の謝金が安すぎたので埋め合わせに飯をおごっていたのだ。歩数計カウント13,183歩。久々に一万歩を超えた。コンバースの靴底が減っているせいか、あるいは靴下が粗悪なのか、靴擦れで足が痛くて、帰りは大変だった。

幼稚園は、先日の祖父母参観日の代休でお休み。昼間のうち、妻は子供らを児童館で遊ばせようとしたらしいけど、どこも休館だったらしい。エネルギーを余らせた【息子】が大活躍して、俺が帰宅する頃には家の中はカオス状態。うはは。


2007年9月17日月曜日/敬老の日

朝食の用意をした。材料が乏しかったので刻んだ白ネギとハムを入れて焼き飯を作り、コンソメを砕いて味付けし、つぶした梅干しを加えて仕上げた。さいわい、子供たちにも好評だった。夕食も用意した。近所の生協マーケットで、小ぶりのホータレ(カタクチイワシ)の150グラムくらいのパックが100円。見切り品のショウガが50円。醤油味のごく普通の煮物にしたのだけど、これがなかなかうまかった。ただし、子供たちには難しい味だったらしく、やや不評。その後、【娘】と二人で久々にキスケの湯に行った。


2007年9月16日日曜日

朝、あとで一緒に散歩に行こうと【娘】に言ったけど、気がつけば外は雨。だが【娘】は、仕事の作文をしている俺の後ろで、さあつれてけ今つれててけスグつれてけと、矢のような催促。仕方がないので電車で市駅方面に行こうと思ったら、妻が「傘さして子供連れなんて、駅まで行くだけでも大変だからヤダ」とゴネた。そこで、妻に車を出させて、妻が行きたがっていた川内の モンジュリ へ。この店、よく覚えてないけど、松山に赴任して間もない遠い昔に、当時のガールフレンドに連れられて一度来たことがあるような気がするのだった。そのときはクリスマスだかバレンタインだかなんだかで、マスターの奥さんがライブをやっていたような気がするのだった。

070916-lovechan.jpg
お出迎え犬のラブちゃん
握手して肉球を触らせてもらいました

070916-kumakoro.jpg
大きなコロッケ

070916-dekakoro.jpg
ついお絵描きしてしまいました
食べかけでゴメン

まあ昔話は横へおいといて、店に入ると、大きな黒い犬のラブちゃんがお出迎えしてくれたので、俺以外の3人は思わずフリーズ。しかしなかなか穴場的ないい店だ。手作りの味のランチを食い、ビールを飲んで、俺は、あほガキの【息子】の相手をしつつ、あとがきの校正をしたのだった。


2007年9月15日土曜日

幼稚園の祖父母参観日だけど、両家とも遠方住まいの子供らの祖父母のうちで、まだしも近い山口の妻の両親は、いま遠出できない状況。祖父母ならぬ粗父母の俺たち夫婦が代理出席。妻が【娘】、俺が【息子】の部屋に行く。祖父母参観日らしくいろいろな演し物があったのだけど、【息子】はやっぱりマイペースで、一昨日「マイペースのようで実はちゃんと周りの雰囲気に合わせられる器用さがある。」なんて書いたのが勇み足に思えてきた。そんな【息子】、おやつにだけは反応がよかったぞ。幼稚園が終わって、ロッソで昼食。給料日前で苦しいので妻にすがる。

夜は吹奏楽の練習。その後、役員会。平田ジョイフルに行く途中、俺がパソ象の車の助手席に乗せてもらったので、M8くんまたしても後ろで荷物あつかい。ごめんね。


2007年9月14日金曜日

松井孝典と南伸坊の『「科学的」って何だ!』(ちくまプリマー新書)を読んだ。どうということのない本だが、南伸坊の思想的スタンスが1980年代から一貫していることがわかって大変うれしかった。南伸坊はそろそろ還暦で、1980年代の人気絶頂の頃がいまの俺と同じ年代だ。その頃から「面白い=よい」という「面白主義」を提唱していた。

「面白ければいいってもんじゃない」と人が言うとき、当のその人は「面白い」と思っていないからこそそう言うのであるから、問題は面白さが足りないことにこそあり、面白いことが悪いわけではない。それこそ「面白ければいい」のだ。1980年代という軽薄短小の時代に南伸坊はその目のつけどころの面白さで人気を博していたが、なかなかどうして、実に明快な哲学がそこにある。Amazonの最初のレビューでは、おそらく自然科学者流にすべてをあまりにも割り切りすぎる松井の考え方への反感からであろうけど、この本を「紙資源のゴミ」と酷評していた。そこでは、南伸坊を「パンピー代表」と称していたけれども、南は決してそんなお手軽な人物ではないと、俺は思う。つまらぬ本であることには、俺も同意するが、ゴミ扱いは南伸坊に免じて勘弁してやってほしい。

訳本がらみのこと。ようやくゲラの校正を済ませた。訳語と原語の対照表も作ったので、「訳者あとがき』と「略歴」を書いて、ゲラを出版社へ返送せにゃならん。「訳者あとがき」の元になりそうな「翻訳事業の趣意書」なる文書を引き出しから発見。なんと2001年7月の日付がある。【娘】が生後3か月の赤ちゃんで、まだ「ふにぃ」と力なく泣くことしか知らなかった頃だ。いくらなんでも時間をかけすぎた。なんとか今年中に出版にこぎつけたいところだ。


2007年9月13日木曜日

システムを再インストールしたPowerBookにTeXをソースからコンパイルしてインストールしようというわけ。・・・でもこういう話ばかりだと、妻が「て日がつまらん!」と文句を言うので、この話はこれだけにして、話題を変える。

ずいぶん前に買って置いてあった安野光雅の『はじめてであうすうがくのえほん』を、【娘】がこのごろずいぶん面白がっている。とくに、「ふしぎなのり」で紹介されていたタングラムのようなパズルにはえらく興味をそそられたらしい。昨晩「ねんねの前の絵本」のつもりで読んでやったのに、「寝ている場合じゃないわぁ♪」といわんばかりの勢いで飛び起きて、折り紙とハサミをつかって工作を始めた。俺もタングラムは大好きだけど、娘にそういう傾向が引き継がれているというのは、面白いものだ。【娘】は工作好きで、クリエイティブ志向で他人に合わせるのが苦手。【息子】は音楽好きで、マイペースのようで実はちゃんと周りの雰囲気に合わせられる器用さがある。他人に調子を合わせる能力は俺にも妻にも【娘】にもないので、【息子】がどこからそういう能力を仕入れてきたのか、たいへん不思議。


2007年9月12日水曜日

ちょっと思うところあって、PowerBook G4のシステムを再インストールすることにした。もとのシステムのいろいろな有用なデータをバックアップする所までは簡単だったが、なぜかMac OS X TigerのインストールDVDから起動しない。起動途中でカーネルパニックが起こる。Mac miniで試したところインストールDVD自体には問題がなさそうだし、ハードウェアテストCDでPowerBook G4チェックしても異常がなかった。結局、パワーマネージャのリセットという方法で解決した。一時はどうなることかと思ったよ。これからいろいろのソフトウェアの再インストールが必要だけど、もう遅いから続きは明日。

歩数計カウント10,908歩。


2007年9月11日火曜日

Amazon.co.jpで作用素環論の本を検索したら、候補商品のリストの下に「環への転職をお考えなら・・・」というスポンサーリンクが表示されてしまった。ううむ。環に転職しろってことは集合論をやめて代数学専攻に変われってことかいな。いまさらそれはできんわ。それとは関係ないけど「ことえり」でこの 環 という文字を入力しようとするたびにイライラさせられる。ちょっと難しい漢字になると、ことえりくんはなかなか候補として表示してくれず、単漢字の一覧から探すほかないのだ。辞書を鍛えればいいのだろうけど。

歩数計カウント8,739歩。


2007年9月10日月曜日

んああ、LaTeXのプログラミングを勉強せにゃならん。

MacOS X上のDVIプレビューア(内山孝憲さんのMxdvi)がなぜか動かないので、X11を起動してxdviを使っている。奥村晴彦さんの『LaTeX2ε美文書作成入門 第4版』についてくるTeX環境では、xdviのバイナリはXawを使うようにコンパイルされている。これはもちろん、アップルの配布するX11をそのまま使うかぎり他の選択肢がないということなのだけど、しかし、LessTif (OSF Motif互換のフリーソフトウェア) をインストールしてそれを使うようにxdviを再コンパイルしたほうが、はるかに快適だ。(xdviは日本語対応されたxdvikのソースをCVSで入手する。xdvikのコンパイルの前にFreeTypeライブラリを最新のものに更新する必要がある。) ああもうついでにGVもインストールしてやれ。・・・本当はすべての作業をJedit Xを軸にしてやりたいところなんだけどね。

忙しいワニさんが会議から戻るのを待って、LaTeXのスタイルファイル作りの相談をしていたので、帰りがずいぶん遅くなった。歩数計カウント11,729歩。


2007年9月9日日曜日

午前中、うちの中のこまごましたものを修繕した。玄関の状差し。食器棚の引き出し。おもちゃのピアノ。物干の8連ハンガー。こういうことは、できるときにやってしまうに限る。

昼食後、コミセン近くのカットワンで【娘】の散髪。妻は【息子】を連れてコミセン図書館へ。こども館で合流し、バナナ館へ食材を買いに行った。 (注:「バナナ館」は「図書館」「こども館」と並ぶコミセン内の施設ではなく、土橋にある八百屋さん。) つい半年前までこのあたりに住んでいたのに、なんだか遠い昔のことみたいだ。去るものは木から落ちる、いや、去るものは日々に疎し。夕食の支度も俺が担当。歩数計カウント3,393歩。


2007年9月8日土曜日

久しぶりにジョープラへ行った。

夕方からは吹奏楽の練習。出席管理を厳格にしたことと、「譜読みは合奏前にやっておくこと」という前提で指揮者が臨むようになったことのおかげで、これまでと比較して、音が揃うのがかなり早い。いままでと同じ気分で「ありゃ?」なんて頭上に「?」マークを出していると、あっという間に見抜かれてしまう。かなり厳しいが、「うかうかしていられない」と気づいた団員たちがきちんと練習に出てくるようになれば、演奏内容の向上につながるはずで、案外これは良循環システムかもしれない。

合奏中に天井の蛍光灯の配線がショートしたか、部品が破裂したか、ネズミが黒焦げになったかで、「バン!」という音とともに煙と異臭が発生。おまけに天井から油滴が垂れ始めた。席を移動させて我慢しながら合奏を続けたが、気色悪いのでいつもより少し早く練習終了。歩数計カウント6,596歩。


2007年9月7日金曜日

サマースクール最終日。どうにか話をまとめて終わらせた。準備したテキストとかなり違う話の運びになった。実際に話した順序のほうが流れがわかりやすいかもしれないので、それに沿って改訂版の書き方をすこし工夫して、できるだけ読みやすくしよう。静岡駅で昼食後、ひたすら電車に揺られ、松山に戻ったのは夜の9時20分。キャリーにのせた旅行かばんをゴロゴロ引っ張って歩くことさらに20分。ようやく帰宅。講義のビデオ撮りDVDをもらったが、ファイナライズされていないせいかどうか、パソコンで再生できず。歩数計カウント12,111歩。


2007年9月6日木曜日

サマースクール3日目。会場へ向かう途上、バスを降りた頃にかなりひどく雨が降っていて、大学へ登る坂が滝のような流れになっていた。おかげで靴の中に水がダバダバと流れ込み、ズボンも下着もぐっしょりだ。講義では、ランダム実数のことをちゃんと説明して、定理の証明の見取り図を示して、ようやくレヴィの半順序の導入。明日の千秋楽でちゃんと議論を収拾させて終わらせられるか、難しいところ。荒天をついて懇親会に行って酒を飲みつつも、バックグラウンドでは、明日の準備をしなくちゃと考えていた。歩数計カウント6,866歩。

ものすごくナイスなタイミングで台風が接近している。明日帰れるかどうかより、そもそも明日ちゃんとサマースクール会場につけるかどうかが心配になってきた。


2007年9月5日水曜日

サマースクール2日目。午前中は加茂先生。午後はフチノさん2コマのあとに俺が1コマ。おととい昨日と値の張る晩飯だったから、今夜はフチノさん かがみさんと3人で酒も飲まずにこじんまりと食事。講義内容も、そろそろ我田引水で語れる内容は終わりだから、明日はきっちり準備して行かにゃならん。フチノさんも言っていたが、趣味で公理的集合論を勉強してサマースクールにも仕事を休んできてくれる かがみさんのような人がいるのは、我々にとっても大変うれしいことで、こういう人に「サマースクールに行ってみて、この学問に見切りをつけました」なんて言われないように、しっかりやらないといけない。歩数計カウント5,979歩。

旅先で台風接近の報に接するのは不安なものだ。帰れるんかいな。


2007年9月4日火曜日

サマースクール初日は遠方から来る聴講者の便宜を考えて14時半開始。そこで午前中は市内のタリーズコーヒーに座り込んでしゃべる内容の準備をした。それからバスで静岡大学に向かう。聴講者はおもに大学院生だが、mixiでちょくちょくお見かけする かがみさんがわざわざ仕事の休みをとって来てくれている。

開幕一コマめの講義はフチノさん。一般的なセッティングで強制法の基本から解説する。まことにきちんとした解説だ。だが、南山大学の宮元先生も言っていたとおり、それだけでは「なんでそのように考えるのか」がわからない。一般的なセッティングで手際よく説明するというのは「問題の前に答えがある」ことを意味するわけだ。俺の講義はそこをカバーする内容になっている。今回は、まず測度論の形通りの導入。次に ω 上の非単項超フィルターがカントール空間の部分集合と思ったときに不可測集合になるという結果を紹介し、最後にソロヴェイのおもな結果とその意義を述べた。

フルスピードで一時間しゃべり続けると腹が減る。夕食は市街地に戻って坐・和民で会食。歩数計カウント8,128歩。


2007年9月3日月曜日

静岡にやってきた。松山〜静岡間は飛行機では不便なのでJRを使う。途中、岡山で途中下車して昼食をとった。岡山駅の旧地下街が改装のため閉鎖されていて、ままかり鮓を食うあてが外れたので、新幹線の改札前の階段をおりてすぐのところにある店でオムライスを食ったら、なかなかうまかった。静岡の宿はごく普通の手狭なビジネスホテルだが、JR静岡駅に近い繁華街の中の便利な場所にあるのと、インターネット接続が使い放題なのが助かる。夕食は、フチノカダヨリオカ俺という一向かわりばえのしないメンバーで、駅ビルの寿司屋。歩数計カウント8,369歩。


2007年9月2日日曜日

iTunesストアで番組を配信しているNBCの卸価格をNBCが倍にさせろと言ったとか言わないとかで、AppleとNBCの発表が食い違っているのがおもしろかった。Appleの発表を読んで、卸価格が2倍になったからといって小売価格が2.5倍になるなんて(単純計算だと、3ドルで仕入れて2ドルで売っていたという、あり得ないケース)妙な話だと思っていたら、あとで案の定、NBC側が「卸値をどうこうしろなんて、んなこたぁ言っとらん」と言い出したそうだ。俺はどのみちアメリカのテレビドラマをiTunesで観るつもりなんか更々ないから、基本的にどうでもいいけど。ニュースソースは例によってAPPLE LINKAGE。

明日から4泊の出張なのだけど、なかなか荷造りができない。昼食後、子供たちを連れて近所のサニマへ。【娘】が「おひさま」最新号を欲しがったのでバッハ書店まで足を伸ばしたが入手できない。夕食はカツカレー。歩数計カウントなし・・・数えるのを忘れていましたとさ。


2007年9月1日土曜日

というわけで9月である。お昼まえに家を出て4人で砥部町へドライブ。砥部のパルティでお弁当を買い(ついでに月曜日からの出張に備えて俺の靴下を8足も買って)、総合公園でピクニックだ。子供たちと一緒に自転車コーナーで遊んでいると、もう盛夏ではないとはいえ、けっこう汗をかいた。しかし時間もないので(こうなることを予想して楽器も車に積んでいたので)汚いTシャツ姿で吹奏楽の練習へ直行。きょうはタチバナさんもじんくんもトチキくんもそれぞれの事情でいないので、ちょっと心細かったが、んなこたぁ言ってられないので、例によってオンドリャーと練習。帰りは電車。これまでは電車で帰るのはナ○○ワさんだけで、あとは、皆と晩メシを食いに行かず直帰する時に俺が利用するくらいだったのだが、このごろ俺が直帰する機会が増えたうえに、新入団の○エ○さんと○○宮くんも電車通いで、電車ユーザが一挙に倍増だ。って、どうでもいいことだけどね。歩数計カウント7,935歩。