て日


2008年3月分


2008年3月32日火曜日

ふつうの暦では、3月は31日でおしまいだ。だけど、昨年末のIAU(国際天文学連合)の会合で発表されたところによると、これまでの天文計算の公式にちょっとした間違いがあった。それを修正して膨大な量の再計算が行われたのだけど、その結果、2051年に一度、閏日が2日必要な閏年があり、たまたま今年がそれにあたることがわかったのだ。今年はすでに2月29日という閏日があったけれども、今年に限っては3月にも閏日を設けることになった。訂正が間に合わなかったカレンダーが世間に多数出回っているが、そういう理由で、今日は3月32日なのである。(ウソだと思ったら、街で出会った人に今日が何日か聞いてみるといいよ。)


2008年3月31日月曜日

職場の自室にもさきほど新しいWindows PCがやってきた。こちらはVistaではなく、Windows XP Proが走っている。ひとまずアンチウィルスソフトとFirefoxをインストールした時点で、あいにく職場のネットワークがダウンしてしまったので、そのあとは奥村さんの本の付録CD-ROMからTeX環境をインストールするに留まった。もちろん、PerlやらテキストエディタやらOpenOffice.orgやら、インストールすべきものがたくさんあるのだけど。

長年Macintoshばかり使ってきたが、最近かなりWindowsに転び気味だ。WindowsにはPerlがないなんてのは、インストールすればそれでいいことで、仕事で当面必要なソフトウェアは、Mac OSにあるものはWindowsにもあり、逆もまた(かなりの程度)真だから、どちらのOSでもそれほど困りはしない。ThunderbirdのメールボックスをMacintoshからWindows PCに移行する方法も(ちょっと手間どったけど)わかった。Windowsでいちばん不満なのはCLIシェル (Windowsでは「コマンド プロンプト」Mac OS Xなら「ターミナル」) が使いづらいことだ。だけど、VistaにはPowerShellなんてものがあるらしいし、20年前にはMS-DOSを喜んで使っていたんだし、いまでもFreeDOSには魅かれるものがあるのだから、Windowsのコマンドプロンプトも、慣れれば使えるはずだ。

ホームページのデータや音楽データに関しては、まだこの先しばらくの間は、このMac miniをベースにやっていきたいと思う。CD-ROMドライブのイカレたPowerBook G4にも、外付けのDVDドライブでTigerを再インストールできたし、決してMac OSとオサラバしたいわけでもないのだ。

あと、夜には帰省していた妻子が帰ってきた。歩数計を忘れて出かけたので、カウントなし。


2008年3月30日日曜日

朝、フルートを出して吹いてみた。最初は本当にトホホ・・・なんて音しか出なかったが、しばらくすると少しは太い音になった。これからは日曜の朝くらいにフルートも練習しようかな。そして、ピアノは少しずつでも毎朝練習しようと思うのだった。

昼食のあと書店に行って、コンピュータがらみで、何か面白いものはないかと探してみた。いままで目に入ってはいたがなんとなく手にとらずにいた『ふつうのHaskellプログラミング』という本を手に取ってみた。Haskellというのは関数型プログラミング言語の一種だそうだ。読み始めるとなんか面白くてやめられなくなったので、この本と、あとはGIMPの使い方を紹介したムックを買うことにした。

書店近くの喫茶店でコーヒーを飲みながらしばらくHaskell本(と、バッグに入れて持ち歩いていた講談社学術文庫版『正法眼蔵随聞記』)を吟味したあと、家に向って歩いていたら、交差点を無茶なスピードで走り抜けてきた車が路肩の水溜りにつっこんで思いっ切り水しぶきをかけてくれた。ぶぅ。


2008年3月29日土曜日

最近ちょっと酒の量が増えてきた。ほぼ毎日飲んでいるし、仕事のない日は朝から「ビール飲みたい」なんて思っている始末だ。これは体にも財布にも負担が大きく、ちょっと危険な兆候なので、酒を飲まない日を決めることにした。週二日の休肝日をとるといいというけど、俺の場合は五日に一度、4の日と9の日を休肝日にしようと思う。というわけで今夜はお酒はなし。

夕方から吹奏楽の練習。モーツァルトをやる。第3楽章の楽譜が配られた。トリオが丸々休みだが、メヌエットの音のある部分に休符がろくになくて、酸素不足になる。ビオラのパートをほぼそのまま移してきているので仕方がない。練習後役員会。来年度の新組織に加わるようにという話がこれまで全然来ていなかったので、ようやくお役御免かとちょっと期待したけど、甘かった。というか、事務局長としては暗黙のご了解でデフォルトメンバーに入れてしまっていたらしい。


2008年3月28日金曜日

ピアノのレッスン。この二週間ほどろくすっぽ練習していなかったので指が動かない。いやしかし、ここ数日このテの反省文ばかり書いているなあ。時間の都合で行きかえりに電車を利用したため、歩数計カウントは8,496歩。


2008年3月27日木曜日

昨日あんなことを書いたけれども今日は数学の勉強らしいことを全くしなかった。ああー。歩数計カウント22,500歩。

パソコンのために買ってやったもの。320GBのSATAハードディスクとSATAケーブル、1GBのDDR2-667メモリモジュール2枚セット、2.5インチハードディスク用のUSB接続のケース。南江戸のPC DEPOTに行ってみて驚いたのは、旧規格のPC133メモリモジュールがいまだに売られていることと、それが最新型マザーボード用の最新型メモリモジュールより遥かに高価なものになってしまっていることだ。うちにある古いPCはひょっとして茶人の贅沢品になってしまったのかもしれない。まあ、仕事で使うでもないパソコンをメンテナンスし続けるというのは、見る人が見れば贅沢なこととしか思えないのかもしれないな。どうせ無用なことにエネルギーを注ぐなら、パソコンよりは、それこそ茶碗とか盆栽とかのほうがいいのかもしれん。


2008年3月26日水曜日

集合論というのはあまり計算をしない部類の数学で、最近それすらサボリがちなので、このところ計算力がとんと衰えている。久しぶりにフーリエ解析のテキストを繙いてみたところが、最初のヘルダーの不等式とかミンコフスキーの不等式とかの議論のところですでに計算力のなさを痛感した。まあ内容は理解できるのだけど、テキストの行から行へ目が滑るばかりで、どうにも手が動かない。計算ができなくなると、次は計算力に裏打ちされた数学的直観力が危なくなる。取りかえしのつかぬことになる前に勉強を再開せにゃならん。

そんなふうに反省しつつ夕暮れの町を歩いてフジグランに行き、3階フードコートで夕食。そのあと宮西のHARD・OFFへ。中古の15インチ液晶モニタ(IO-DATA製LCD-A15CE)を購入。これをMac mini(と、年に何度かCDを焼くのに使うPowerMac G3)で使うことにして、いままで使っていたLogitecの17インチモニタ(LCM-T175A/S)を切り離した。こちらはKVMスイッチを使って先日購入したWindows VistaマシンとDebianマシンで共有することにしたい。が、置き場所がない。歩数計カウント15,410歩。


2008年3月25日火曜日

職場についてみると鍵がない。家に忘れてきたらしい。事務室でスペアキーを借りて部屋に入る。実害はないとわかっていても、鍵を忘れてくると大変心細いものだ。事務所が閉まる前に自室を施錠して鍵を返さないといけない。かといって、早く帰りすぎて用事で外出している妻子よりも先に家に着いても困る。仕方がないので適当に街をぶらつく。今夜から妻子はしばらく帰省。歩数計カウント22,285歩。


2008年3月24日月曜日

大学の卒業式の日。卒業生を送り出す側の感慨をこれまでそれほど味わってはこなかったが、今年初めて自分のゼミ生を卒業させることになって、このメンバーがこうしてこの部屋に集まるのはこれで最後かもしれんと考えると、やはりなにか胸に迫るものがあった。君たちのおかげでこの一年楽しかった。どうか体だけは大切にして、これからの人生をしっかり楽しんでください。

大学生協に洋書がひと山届いているのでとりに行った。全部で10冊あったうちの1冊がやたらに分厚い。生協のインターネットショップで「God Created the Integers -- the Mathematical Breakthroughs that Changed History」というタイトルだけを見てあまり深く考えずに購入したものだけど、数学の歴史に名を残す21人の天才たち(ユークリッド, アルキメデス, ディオファントゥス, デカルト, ニュートン, オイラー, ラプラス, フーリエ, コーシー, ガウス, ロバチェフスキ, ボリヤイ, ガロア, ブール, リーマン, ワイエルシュトラス, デデキント, カントール, ルベーグ, ゲーデル, チューリング)の小伝とおもな論文(の英訳)を収録したアンソロジーだ。数学の歴史がこの1,300ページに凝縮されている。これで22米ドルというのは、それだけでもお買い得だが、なんといっても、小伝と作品解説を執筆しているのが宇宙物理学者のステファン・ホーキングなのだ。知らずに買ったのだけれども、これはものすごくいい買い物だった。その他の本は数学の本が3冊と、英米哲学の原典のペーパーバック版(ホッブズ, バークリ, ヒューム, パース, ジェームズ)が5冊と、アリストテレス『形而上学』の英訳本が1冊。

歩数計カウント12,526歩。


2008年3月23日日曜日

イースターの日曜学校。しかしあいにくの雨。30分ほども遅れてグリーンチャペルにいくと、もう礼拝が終るところだった。その後、町内の公民館のイベントにいったりと、一日のんびり過した。

最近ソースネクストのオンラインショップで安価なWindows Vistaマシンを購入した。いまのことろ家にはMac miniに接続した一台しかモニタがないので不便だが、ひとまず最小限のシステム設定をして、いくつかのテキストエディタと、OpenOffice.orgをインストールした。


2008年3月22日土曜日

娘が幼稚園を卒園した。まだまだ甘えん坊ではあるが、この3年でずいぶん成長したものだとは思う。

夜は吹奏楽の練習。もっぱら、モーツァルトの交響曲25番を合わせる。難しいけど、なかなか面白い。マエストリ大久保に言わせると、昨日のコンサートは会場の音響が劣悪で演奏者に気の毒だったということになるらしい。


2008年3月21日金曜日

午前のうちに神戸大学の研究集会場を辞して、JR新神戸駅へ移動し、昼食を取り、お土産を買った。帰りの道中では、柳田聖山訳、中公クラシックス版の『臨済録』を読んだ。

夕方、松山に戻り、その足で県民文化会館へ。メインホールで、ウィーンフィルの"アンサンブル11"の演奏会があるのだ。管楽器10本と打楽器のアンサンブルで、一応は、木管五重奏プラス金管五重奏プラス打楽器という編成になる。なにしろすばらしかった。まったく魔法のようなアンサンブルだった。11人の演奏者それぞれが、自分の出す音が全体の響きのなかでどういう位置付けにあるかを完全に理解していて、しかもその理解に食い違いがない。そして、音楽を表現するのに必要な確かな技術の裏付けがある。ひとりずつ取り出せば、広い世の中にあれくらい演奏技術の優れた人は何人もいるのかもしれない。しかし、ひとりひとりの演奏能力が優れているだけでは、あの合奏はできない。というわけで、今回のチケット代6,000円はお買い得だった。

歩数計カウント14,130歩。


2008年3月20日木曜日/春分の日

昨日に引き続き、小雨が降って強風が吹いた。傘を持ってこなかったのは失敗だったが、たとえ持ってきていたとしても、この強風ではものの役に立たないだろう。事実、帰り道では、壊れて打ち捨てられた傘の残骸を路上に沢山見かけた。

祝日だが研究集会は今日がメインだ。Löwe先生のレクチャーは4回めでようやく新しい話。Blackwellゲームという、ある種の不完全情報無限ゲームの最適戦略の存在をめぐる最近の研究の紹介になった。その部分もだいたいは知っている話だったのだけど、4回のレクチャーを通じて大変わかりやすい解説で、すでにあった知識が見通しよく整理されただけでも収穫はあった。三宮へ移動して海鮮居酒屋で何人かで夕食後、ジュンク堂へいって数学の本3冊と哲学の本2冊を買った。歩数計カウント15,524歩。


2008年3月19日水曜日

神戸にやってきた。集合論のちいさな研究集会が神戸大学で開かれるためだ。日本を訪問中のアムステルダム大学のBenedikt Löwe先生が、無限ゲームの決定性の理論についての連続講演をするのだ。今日の二回の講演の内容は、しかし大体は大学院時代にMoschovakisの本で必死で勉強した内容だったので、新味はなかった。晩飯は阪急六甲駅近くの中華料理店。宿は三宮から7〜8分ばかり歩いたあたりにあるヴィア・マーレというホテル。なかなかいい。歩数計カウント10,881歩。


2008年3月18日火曜日

俺の使っているauの携帯電話(W52T)には、EZニュースフラッシュという機能があって、待受画面にニュースのヘッドラインを流してくれる。これがなかなか便利だ。しかし、少ない文字数でニュースのエッセンスを伝えるために、流れてくるヘッドラインはしばしば無理に要約してあることがある。「民主、田波総裁案に不同意 日銀総裁人事」とか「朝青龍、全勝を守る」なんてのは必要にして十分な情報を伝えてくれているが、「男性、殺害される」では何のことかさっぱりわからない。

市民コンサート事務所に顔を出し、いくつかの連絡やら、事務所パソコンのバックアップやらをして、そのあと紀伊国屋書店に寄って帰宅。歩数計カウント14,832歩。


2008年3月17日月曜日

道端に石が落ちているとしよう。漬物石くらいの大きさの石があれば、その下にはダンゴムシやナメクジやヤスデやミミズのような虫たちが生活できる。こうした小さな虫たちは、何の役にも立たない無価値な虫けらのようでいて、実は、落葉を食べたり他の虫の死骸を食べたりして、せっせと土を肥やしてくれる働き者たちだ。たとえアスファルトの上であったとしても、石の下に吹き込んだ砂埃や雨水は、やがて小さな生き物たちが生活するに足る柔らかさと湿り気を含んだ、ささやかな環境を作りあげるだろう。自然の環境の中では、道端の石ころ一つにしても、決して他の存在と切り離されて無駄にそこにあるわけではない。

栗の毬(いが)の中には栗の実が三つ並んでいる。両側の実は丸く、まん中の実は両隣の実に押されて平べったくつぶれている。だから、栗拾いのときには、この真ん中の実を捨てて両側の丸い実を取る。まん中の実だって立派に食えるのだが、これは決してもったいないことをしているわけではない。こうして三つの実のうち一つが捨てられれば、それが次世代の栗の木を育てる種になるからだ。食われて動物たちを養う実もあれば、土に埋もれて芽を出し根を張り枝葉を茂らせる実もある。どちらも立派に役に立っている。

道端に落ちている石をみて、あなたは、何の役にも立たない石がそこに落ちている、と思うかもしれない。しかし、同じことを、この石を何の役にも立てられない自分がここにいる、と表現することもできるわけだ。そんなことを考えながら、歩数計カウント13,810歩。


2008年3月16日日曜日

松山市民吹奏楽団の演奏会に行った。けっこうなお客さんの入りだった。同僚のアベさんが出ているのはもちろん先刻承知のうえだが、数学科の今度四年生になる学生さんがクラリネットを吹いて出演しているのは知らなかった。演奏内容で言うと、第I部は全体によかったし、第II部の「ジャパニーズ・グラフィティXII」のトランペットのソロが、音色といいフレーズの終りの泣きの入りぐあいといい、なんともすてきだった。歩数計カウント10,099歩。


2008年3月15日土曜日

日中はひたすら家でだらだらしていた。午後には、先月11日のフルート協会の演奏会の音源にようやく手を入れてCDのマスターを作った。夕方から吹奏楽の練習。アンブシュアについて一つ悟るところがあった気がする。けど、気がするだけかもしれないので、来週以降ひきつづき検討することにして、この話はひとまずおしまい。


2008年3月14日金曜日

今週こそ代休をとった。昨晩【娘】の咳がひどかったので、医者に連れて行かにゃならんと思っていた。幼稚園を休ませたが、朝のうちちょっと雨が降ったりいろいろの理由で行けなかった。【娘】は案外ケロっとしていた。どうも休ませる理由はなかったように思う。ピアノのレッスンの行き帰りには、電車のなかで先日買ったアルバート・エリスの本を読んだ。あと、枝雀の落語のCDを一枚購入。歩数計カウント6,918歩。


2008年3月13日木曜日

月に一度の医者に行く日。いまは花粉対策に鼻炎の薬を飲んでいるが、それに代わる抗アレルギー剤を出してもらった。あと、先月の血液検査の結果が届いていた。だいたい正常値の範囲内だったが、善玉HDLコレステロールがむやみに多いのはあいかわらずだ。あと、血糖と中性脂肪とAL-Pが高い。輸血経験もあるので、肝炎の検査をしてもらうことになり、またもや採血。診察が済んで帰り道には宮西のBOOK・OFFとHARD・OFFに寄った。國分康孝『自分を変える心理学』(PHP文庫)を見つけることができた。あと、「ばばばあちゃん」の絵本を一冊と、【娘】のためのこども向け図鑑を何冊か。HARD・OFFでは、おそらく最初期モデルと思われるグラファイトカラーのポリタンク型PowerMacintosh G4が3台ジャンク扱いで並んでいたのが目を引いた。歩数計カウント17,207歩。


2008年3月12日水曜日

ここ数日また Chipmunk Basic でカオス力学系関連のグラフィックスを描いて楽しんでいる。新年度のゼミでフラクタル幾何学を扱うことに決めたのがきっかけだ。なかなか面白いよ。コンソール窓のインターフェイスやドキュメンテーションなどに多少の不満はあるが、Chipmunk Basicはちょっとしたグラフィックスを描くにはもってこいで、いまだに手放せない。

歩数計カウント13,790歩。


2008年3月11日火曜日

一日中なんだか頭がボーッとして体がだるくて困った。歩数計カウント12,617歩。


2008年3月10日月曜日

ネタがないからいろいろ適当なことも書いてしまうのです。ごめんなさい。でも、誰しも同じみたいで、かがみさんもこのごろは「毎日書こうといっても、きょうも会社に行きました、なんて書くわけにもいきません」なんて弱音を吐いてるな。いっそのこと伸び伸びとウソ八百を書きならべるってのはどうだろう。「ゆうべ、仕事の帰り道になんの気なしにエドワーズ空軍基地の方を見ると、まぶしく光る楕円形の物体がすごいスピードで近付いてきて、頭上の空間にピタっと停まったかと思うと体が持ち上げられて...」なんてことね。歩数計カウント10,782歩。


2008年3月9日日曜日

教会の日曜学校へ行き、ミオちゃんアヤネちゃん姉妹、ココロちゃんキコちゃん姉妹らと久々に顔をあわせた。国道11号線をドライブして犬のラブちゃんのいる川内のモンジュリ (→2007年9月16日の日記) で昼食。見奈良で菜の花畑を見物しクールスモールをうろついて帰ってきたら、途中で本格的な雨降りとなった。そしてきょうも夕方5時ごろ眠くて仕方なかった。

川内の風景
川内のモンジュリの裏庭は
そのまま川に面している
鄙びた風景が好ましい

見奈良の菜の花
見奈良の菜の花
お天気はいま一つだったけど
まあまあ少なからぬ人出だった


2008年3月8日土曜日

未明、本を読んでいて、そろそろ寝ようと思ったところへ地震がきた(08日03時52分頃, 震源地は安芸灘[北緯34.0°,東経132.7°], 震源の深さは約50km, マグニチュードは4.5, 松山市の中心部では震度2を記録)。それで寝そびれたので、朝5時くらいまでかけて『なぜこの方程式は解けないか?』を読了。昼間は家具屋に【娘】のお勉強机を買いに行った。そしたら、吹奏楽の練習のはじまる午後5時ごろに疲労と眠気のピークが来てつらかった。マエストリ大久保が新たに持ってきた楽譜はなんとモーツァルトのシンフォニー。吹奏楽らしくない選曲だが、そもそもいまの俺たちの編成が吹奏楽らしくないので仕方がない。演奏してみるとなかなか面白かった。


2008年3月7日金曜日

二月なかばの土日のゼミ発表会の代休のはずだったんだけど、機材の納品と新ゼミ生との面談のために大学へ。テキストは Kenneth Falconer"Fractal Geometry --- Mathematical Foundations and Applications" (John Wiley&Sons, 1990)を使用することに決定。微妙に専門外のようでもあるが、新ゼミ生くんはもともとはY助教授の偏微分方程式論のゼミが第一志望で、俺の守備範囲とは全く違う、ゴリゴリ計算してバシッと答えが出るというスタイルの数学がやりたかったらしい。そんなゼミ生くんの希望に俺の指導できる範囲内で沿おうとすれば、フラクタル幾何学が最適だろう。その後、ピアノのレッスン。帰りは宮脇書店に寄って、アルバート・エリスの本 (アルバート・エリス&レイモンド・C.・タフレイト『怒りをコントロールできる人、できない人 --- 理性感情行動療法(REBT)による怒りの解決法』 (野口京子訳, 金子書房, 2004年))を購入。歩数計カウント14,334歩。


2008年3月6日木曜日

四月からのゼミ生は一人だけ。だが全然いない状態よりははるかに張り合いがあってよい。それに、沢山の学生の指導に心を砕くよりはていねいに面倒をみてやれるだろう。歩数計カウント12,761歩。ダンダラ模様回避のためにはどんどん本を読むしかない。マリオ・リヴィオ『なぜこの方程式は解けないか?---天才数学者が見出した「シンメトリー」の秘密』(早川書房, 2007年)を読みはじめる。なかなか面白い。きょうあす中に読み終えることができそうだ。


2008年3月5日水曜日

ようやく運転免許証の住所変更に行った。銀行でのちょっとした取り引きに本人確認が必要だったので、緑台の銀行から北持田の東署まで徒歩で往復したのだけど、なにしろすばらしい快晴で、歩いていてたいへん気分がよかった。今朝はそんな調子でいろいろの用を済ませてから職場に行き、その時点で歩数は11,000歩を少し越えていた。さらに、夕方には繁華街を歩いたりもしたので、トータルで歩数計カウント20,244歩。

近藤基吉『実函数論演習』(朝倉書店)が復刊したので購入。近藤基吉はいわば俺の師匠筋の三代前にあたる人で、「補解析集合の一意化定理」という記述集合論の研究業績で国際的に名を知られている。『実函数論演習』は同じ書肆の『実函数論』を補完するもので、主題はルベーグ積分と解析集合の理論だけど、それだけではなく、NBG集合論の公理系の解説にもページを割いているし、なにせコーエンによる連続体仮説の独立性証明の概略を日本に紹介した書籍としては初めてのものだったのではないかと思われる。


2008年3月4日火曜日

夜は市民コンサートの機関誌づくり。職場から小雨のなかを歩いて行くのだが、あいにくボロボロのコンバースの布靴だった。そこで、職場に置いてある替えの靴下を持ちだし、途中のファミマでスリッパを買って市民コンサート事務所へ行った。事務所で靴下を替えてスリッパに履きかえたので、それなりに快適に過ごすことができた。歩数計カウント15,409歩


2008年3月3日月曜日

『アルルの女』の原作はアルフォンス・ドーデの『風車小屋だより』という連作小説のなかの一編だ。(『風車小屋だより』は岩波文庫にも収録されている。) ストーリーを手短かに言えば、南フランスの小都市アルルの郊外の豪農の息子が、アルルの闘牛場で見かけた美女に恋をするが、想いをとげるすべもないまま絶望のあまり自殺する、という話。この小説を芝居として上演するにあたってビゼーがつけた音楽はすばらしいが、しかし、この小説自体はどう評価されるべきだろうか。恋に悩んだ末の自殺というのは、昔からあり今もあり、これからもあるだろう。それでも、多少は恋に悩んだ経験がある俺だって、「だからって死ぬこたぁねえだろぉ」と思うのだ。

恋愛関係のもつれから死を選ぶという話は、『美しい水車屋の娘』『若きウェルテルの悩み』『ロミオとジュリエット』『曾根崎心中』『桂川連理柵』エトセトラと、枚挙にいとまがない。しかし、「この人と添いとげられないなら、この人生には価値がない」なんてのは、いわゆる irrational belief = 不合理な信念 の最たるものだ。『アルルの女』の主人公はいわゆる独立自営農家つまり地主の跡取り息子で、気立てのよい許婚もいて、客観的にはたいへん恵まれた境遇にある。それでも彼はそういう客観的に恵まれた境遇より、おのれの主観的な不幸を重大視して自殺してしまう。そういう人は昔からいたし、今もいるし、これからもいるだろう。その気持ちがわからないわけではない。だがそれが「悲劇」として人々の涙と共感を誘うというのは、どこか間違っているように、俺は思う。

同じくビゼーがすばらしい音楽をつけたメリメの『カルメン』も同断だ。想いをとげられないなら殺してしまえなんて発想の人が自分の周りにいたら、どう考えてもそれは迷惑千万というしかない。それがどう悲劇なんだか、理解に苦しむじゃないか。近代的な個人というか自我が発見されて、一国の命運を担う王者も農家の小倅も一個人として同列に並んでしまうと、こんなふうにどこまでも主観的なひとりよがりな悩みしか「悲劇」として成立しなくなるということなんだろう。

そんなことを考えつつ、歩数計カウント18,197歩。


2008年3月2日日曜日

一日家にいて、グータラグータラしていましたとさ。


2008年3月1日土曜日

ありゃりゃ。3月になってしまった。全然本が読めてない。だんだんダンダラ模様が近付いてきた。歩数計カウント11,055歩。

夜は吹奏楽の練習。きょうはシオリちゃんもイデウエくんもいないので、タチバナさんがアルトを吹いた。タチバナさんがアルトを吹いたのもさることながら、バリサクがいない結果としてサウンドが大きく変わる。『アルルの女』第二組曲の合奏。なかなか楽しかった。

そんなわけで、ええっと、入団希望の件で先日お問いあわせくださったお嬢さん、メールアドレス変わったせいかこちらから連絡できなくなっちゃったけど、読んでたら連絡してください。こちらの楽器でバリサクを担当してもらえるかもです。まあ、まず間違いなく読んでないとは思いますけど、